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トップハート物語(3419)立志伝敢闘編
17/04/02
2010年(平成22年)9月下旬。
車で、新大阪駅までNPO常勤理事の智子さんにいつものように送って貰った。いつもより、遅くなったが、大宮の木曽路で待ち合わせなので夕食としては丁度良い時間に着くと思った。
この日、電話はほとんどなかったが事務所で仕事をしている最中に電話があった。その時には、背骨の違和感を覚えていたので枕を出して事務所の絨毯の上にあおむけに寝ていた。音楽が鳴っていたので、電話の音が聞こえなかった。
席に戻ってから、電話があったことを確認したのだ。その着信履歴を見たが、名前が示されていないので誰か分からない。ただ、着信ナンバーの下4桁が、どこかで見た事がある4504だった。
その番号は、当社社員に貸与してある携帯電話のナンバーの番号だと思って、最初社員の誰かが私の外部用携帯電話に掛けて来たのかと思った。
 社内用は、全員のナンバーを記憶させているが、外部用には記憶がされていないのでそのように思って、社員の携帯ナンバーを確認した。現在、28台あるのだがそのいずれにも該当がなかった。
実は、080に続くナンバーが4504であって、最後のナンバーが4504ではなかったのだ。そんな偶然もあるものだと思った。ときどき、大東市にあるケアプランセンターエスパルの管理者菊ちゃんが、間違って掛けて来る事があるが今回は異なる。
思い切って、こちらから掛けてみた。いつもは余り私から不審電話には掛けないのだが、今回は何の躊躇もなく、掛けた。
「佐藤ですが。」
相手は女性だった。
 「はい、佐藤さんですよね。まだ、アットホームに居ますか。」
 と、私が、独立する前、11年前に所属していた事業所の名前を言う。
不気味に思って、その問いには答えず、
 「お宅はどなたですか。」
 「森です。」
直感した。いや、名前を言われる前に、なぜか直感で森だと分かっていた。
 「森、何さんですか。」
念を押すために、ダメ押しして聞いた。
 「森○子です。」
 やっぱちり、
 「お久しぶりです。今どうしているんですか。介護はしていますか。」
 「いや、今は介護はしていません。登録はしていますが、介護の仕事はしていません。朝早い仕事をしているので。佐藤さんは、まだアットホームですか。」
 おかしい事を聞くな、こいつは私が独立してから入ったヘルパーの筈ではなかったかなと、返ってどうして前の事業所を知っているのか、そう思った。
 「いや、そこにはいません。トップハートですよ。ところで、何かありましたか。」
 「いや、まだこの電話が、佐藤さんの電話かなと思って。」
 「変わりないですよ。何か用件でもありましたか。」
 「いや、お忙しい時に申し訳ありません。お邪魔してしまいました。電話が変りないのかなって思って掛けました。ありがとうございました。」
 「いや、こちらこそ、何かあったら電話して下さい。」
 そんな会話のあった事を、新幹線の駅に向かい途中でその以前の会社時代から苦楽を共にし彼女と付き合いのある、NPO常勤理事智子さんに話した。
 「俺は、電話番号がその時から変わっていなかったのかな。独立する前から、彼女は居たのかな。」
 「電話場号は変わっていません。彼女は、独立する前から居ました。」
 そうか、そうだったのか。
 それにしても、突然何があったのだろうか。実は、私がヘルパー講習の詐欺に遭って苦境に立って居た時に、続けて震撼させる問題が発生したのだ。その問題を起こしたのは、彼女だったのだ。
彼女は有能なヘルパーさんで、ケアに対する技術もコミニューケーションも最高のものを持っていて、ケアマネジャーも彼女が担当するならと安心していた。当社では最高の10人のケアを受け持っていて、縦横無尽の活躍だった。
それが、一転するのは、その当時もっとも信頼を寄せてくれた在宅支援センターからもたらされた情報だった。彼女が、利用者と利用者家族に宗教活動を行っているというのだ。調査すると、事実だった。強い指導があり、泣いて退職して貰ったのだ。

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