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トップハート物語(3416)立志伝敢闘編
17/03/31
2010年(平成22年)9月下旬。
朝はホテルで目覚めて、シャワーを浴びた。少しパソコンで仕事をして、階下に降りた。最近のホテルは、ランケーブルが接続できしかも無料だ。安くて、快適な宿泊が出来る。時間に余裕もあり、本当に幸せだと思っていた。
無料の朝食を頂いて、準備をしてホテルを出る。更新研修の会場は近くなので、余裕綽々。時間10分前に会場に入る。今日の予定は、サービス担当者会議の進め方についてのグループワークだ。
会場入りする前に、今日の出席者名簿を見た。200名近くの氏名の中で知っている名前は見当たらなかったので安心した。知っている人がいると、挨拶など面倒だから。
 第6班になって、席に着く。暫く瞑想して時間を待った。今日は午前中3時間の研修なので、我慢出来る。当班は7名だ。女性が5名に男性が私を含めて2名。
年齢は、私が一番年上かな。30分講義の後、ビデオを見る。サービス担当者会議の準備や進め方などの演技だ。確かに、理想はそうだろうが、そのビデオに近い形のサービス担当者会議なんて夢のまた夢。
厳しい現状を理解していない、勝手に流している映像という感じだった。これが介護支援専門員更新とどういう関係があるのか。困難な事例を話し合って解決策を探るのが、スキルアップに繋がるのではないか。そんな事を思いながら、いつしか心は会社の運営の事に。メールが頻繁に入る。
 『昨日の、遅れた利用者に対する援助で、今日もヘルパーさんのバイクが故障して15分遅れました。その点を利用者家族に報告しました。』
 何でそんなに続くのか。疑問に思って、もしかしたらあの遅刻常習者の、新人社員が担当ではないかと、そのヘルパーは誰だと連絡した。
 『葛西です。』
 『やはりそうか。どうして彼女だけそんなに頻繁に時間に遅れるのか。どこで、どんな故障を起こして、どうやって直したのか理由をきっちり説明させるように』
 研修中に、報告が来た。
 『自宅を出て直ぐにパンクに気付き、家に戻ってタクシーで利用者宅に向かったそうです』 
 『パンク修理代金とタクシー代金を請求するように指導して下さい。』
 まだ、この時点でも遅刻常習者の葛西を疑っているので、領収書を見て判断したい。
 また、男性の50代求職者があるとハローワークからの紹介だ。そのような男性は、そのような、と言うのはその年齢の男性は難しいので、面談する意識に成れずに大東本社管理者に任せたのだ。
その対応を聞いて来た。つまり、基本的に前提なしで面談するのか、不採用を前提に面談するのかという事だ。既に、講習は始まっているので返事は出来ず仕舞いだったのだが、後から電話で確認すると私の意思を十分汲み取って対応したようだ。
50代男性が現在二入居るが、もううんざりしてこれ以上関わりたくないのだ。怒り心頭して、どうしようもない状態になっている。  先日、障害者の彼女がデイサービスに行くのが嫌だと言いだして、
「佐藤さんのところで全部見て下さい。」
と言い出した。
その事を、支援責任者に対応を一任したことへの返事だ。そんなメールのバイブと闘いながら、目をつぶっていた。外部との連絡専用の携帯電話はNPO常勤理事智子さんに預けているので、半減されている。講義が終わって、休憩後グループワークに移った。
 まずは自己紹介で、ひとこと今年ハッピーだった事を付け加える事になった。始まった自己紹介で、全く声が聞こえない。耳をそばだてて
 「私は全くケースを持っていなくて、経験が浅いのですが・・・・・」 
 次も同じように、そして次の出席者も実際はしていないという。
 次は私だ。いつもこのような集まりには、今3人が言った言葉と同じ事を言って、余り発言をしないように心掛けて来た。それが、発言したい人が多いケアマネジャーたちなのだが、私が言いたい事を言うなんてと戸惑ったが
 「私も、現在はほとんどケースを持っていません。他の仕事をしています。」 
 と、言ってハッピーな事をそれまで先日行った「君と歩いた青春」コンサートの事を言おうとしていた。
それが、口を突いた言葉は自分でも驚いた。
 「現在は何も苦労とか苦しいとか感じるものが無いので、日々ハッピーです。」
 と、言ってしまった。絶対私の体の中にはもう一人の人間が住んでいる。
 それを聞いたみんなが、羨ましーと言っていた。

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