お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(3403)立志伝敢闘編
17/03/25
2010年(平成22年)9月中旬。
倫理など、それぞれの心に中にあり、長時間を掛けて講義する事でもなかろう。私もそう思う。それでも、眠ったのは1時間だけだ。講師も、大半資料書を読む事で時間を得ていた。だから、休憩時間も長く合計30分。
私の方は、我慢出来ないくらいイライラしていた。何度も座りなおした。席は、相当時間前に入った積りだったのだが、ぎっしり詰まっていて端の席は全部押さえられていた。仕方がなく、一番前の真ん中に座った。
お年寄りケアマネが端の席を押さえていたという事は、やっぱり早起きの賜物か。お年寄りには負ける。白髪で、本当にこの方がケアマネジャーとして最前線で活躍されているのかと、驚く。
精悍ではなく、本当に介護を受けているような顔立ちなのだ。大きく変革するこの業界、その先頭に立つべき人なのか。私は、既に年を感じ限界を感じて、第一線を退いた。
 研修中、外部専用の携帯電話はNPO常勤理事の智子さんに預けた。
『顧問弁護士から連絡が欲しい』
との事だった。
HPの係争に際する、最終損害賠償額を決め求めるという。すべてお任せした。
 「どの程度の賠償額を求めますか。」
 「私は、本心を言いうと賠償額は幾らでもいいんです。Tデータバンクが約束を反故にしたという事を認めさせれば。それを、『そんな約束はしていない』と言いだす。謝罪されればいいのですが、それを求めるのに金銭提示が必要であれば、お任せします。」
 「新たに依頼し制作に掛かった金銭で、当然このまま継続していれば掛からなかった金額を算定したいのですが、幾ら掛かったんですか。」
 「初期投資で250万円です。」
 「そんなに掛かったんですか。それでは、こちらに任せて貰って大まかな金額を提示して出方を見ましょうか。」
 「お願いします。制作会社が、正式なその金額を算出して21日に来て説明するそうですので、分かりましたら連絡します。」
 そんな事だった。
 また、住宅改修の件で行政の担当者から問い合わせが来た。手摺の取り付け場所が異なっているという。直ぐに、業者に連絡して確認すると勝手に
「利用者と話し合って変更した。」
という。
バカ野郎、勝手にそんなことしやがってメンツが無いだろう。
 社内からも、メールが何度となく来た。新人ケアマネジャー宏美さんから新規依頼があった方が要支援だったのだが、余命4カ月である事を考えて区分変更申請をした。
その、
 『契約はいつするのか、居宅サービス計画書作成担当届けはいつ出すのか、包括にはどのように話したらいいのか。』
 立て続けに来る。
 『要支援の利用者の更新に際して、自分は2か月前から担当したのだが評価表は誰が書くのか。』
 『息子と同居している利用者が、いつも家事をしていたが病に倒れて寝たきりになった。息子は深夜に戻って来るような仕事をしている、生活援助はどこまで出来るのか。いままで、母親が風呂掃除などもしていた。』
 『入院中の利用者から、一時帰宅の援助依頼があるがNPOで対応出来るか。』 
 など、引っ切り無しに連絡が来る。
 休憩時間に返事をしていた。
 そんな事より、朝一番で大変な事が起きていたのだ。介護管理者から
 「大変です。介護車のナンバープレートが後ろも前も取られています。朝一番の通院に間に合わないので、そのまま出て貰っています。」
 「何、ナンバープレートが付いていないまま通院に出たのか。」
 「車も予定が一杯で、空いていないのです。運転手にも注意して運転するようにと言っています。見つかったら警察から連絡が社長宛てに入ると思いますので、宜しくお願いします。」
 「何を言っているんだ。不味いんじゃないか。利用者に事情を話しして、他の日に替えて貰いなさい。」
 「やっぱり不味いですかね。分かりました、そうします。」
 これが、管理者の判断なのかと驚いた。
 この地域の平均的な考え方だろう。それにしても、その意識は本当に困ったものだ。どう変えて行くか。
 また、車の被害も久しぶりだが、ナンバープレートを盗んで行くのがこの地区では頻繁だ。犯罪都市だ。労働者能力のレベル低下と、仕事が無いのと関連があるのだろう。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報