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トップハート物語(3401)立志伝敢闘編
17/03/24
2010年(平成22年)9月中旬。
「その条件をクリアするために、この資格を取りに来たんです。」
 「分かった、それでその資格はあるが今まで業務として実践した事があるの。」
 「いやないです。」
 「資格なんて誰でも取れる。問題は、出来るかできないかだ。その判断は、今は即戦力が欲しいので実務に就いているかどうかだ。」
 「本を見ながらだったら、ある程度出来ると思います。」
 「本なんて見ながらされたら、会社も堪ったもんじゃない。それは厳しい。それでも、その社会福祉法人は俺の知っているところだ。理事長に連絡してやるから、面接を受けるか。失敗したっていいじゃないか。どんな感じで面接されるのか、何がネックなのかを知ることだって大切だ。」
 「いや、いいです。もう少したってから受けてみます。」
 「何をそんな自信のない事を言っているんだ。俺だって、たくさん受けて面接や選考試験のプロになって、この道に入れたんだ。落ちる事を考えていたら、いつまでたっても仕事に対応できない。自信を持って、受けてみなさい。練習の積りで気を楽にして。」
 「いややはりいいです。もう少ししてから受けるようにします。」
 そう言って、拒否するばかり。
うつを患っていたと言うので、少しは穏便に話をした積りだったが、一歩が踏み出せない。
 「正社員を目指しているので、またよろしくお願いします。」
 びっしょり汗を掻いていた。
 二人の意欲満々な女性と、何とか当社で働きたいと思っている女性を面談した。
 意欲のある女性は、何とかして早く資格を取得して収入に結び付けたい。この2級ヘルパー研修がメインの職業訓練では比較的年齢が高い層が受講している。その中で、数人若い女性が居る。若いと言っても30代だが。
その者は、やはり将来的な希望があり、介護福祉士、ケアマネジャーと口に出す。その夢は叶えてあげようと思うのだが、その前にサービス提供責任者となれる、同じ形の職業訓練があると聞いてその話に集中した。ハローワークでそんな話は聞かなかったという。
 「何とかして、今からでもその講座を受ける事が出来ないでしょうか。」
 「それはハローワークが決めることで、私どもは決められない。明日にでも、ハローワークに行って聞いてください。もしいいとなれば、この講座が11月末に終わり12月から当社の介護職員基礎研修をメインとした職業訓練が始まる。そこで受けられるなら、いいですよ。」
 そう言って送り出した。
 そのような、向上心を持っている者については、出来るだけの事はしたい。それでも、私の力の限界がありどうしようも出来ない事もある。これから、政府はこのような職業訓練をする企業に対しても基金の助成を見直すという。
基金訓練でひと儲けをたくらんでいる専門学校などが多いが就職に結びつかない。特にIT関係は多くの希望者が居るらしいがほとんど就職に結びつかない。それは、半年で1000万以上の収益があるが就職支援のノウハウがないのだ。生徒は、その間生活資金を貰っていられるしまた次の職業訓練を目指す。働かなくても生活資金は貰える。
 それを当社は、出来るだけのノウハウを駆使して就職に繋げる。1期生は7割の就職率だ。かなりの高率だ。就職出来ない生徒は、最初から真面目ではなく邪魔な生徒だった。それが結果に結びついているのだ。
政府は、その就職実績で交付金を決めるという。当社は、先日人材紹介業の指定を取得したばかりで、その活用をして結果を出す。そして、現在検討されている軽度者の生活援助の介護保険からの除外に対して、NPOが担うようになる方向らしいが、当社はすでにNPOを設立している。
 面談の途中で、生徒の一人がある同級生が就職の内定を貰ったと言っていた。また、ある高齢の生徒は、
 「自分はもう年だから、デイの送迎だけでもいいから。それほど収入も要らないし。」
 そんな事を言っていた。
 「それなら、いつでも簡単に決まりますよ。」 
 そう言った。
 また、既に友人の訪問介護に就職が決まっている方も居て、順調にこのクラスは結果を出し始めた。まだ、始まって2週間だ。
 これから、もっとクラスを設定して地域社会に貢献したいのだが、人材が居ない。どうしたらいいだろうか。そんな事をいつも考えている。 
 明日、早朝から遠くの市民会館でケアマネ更新講習があるのでこの夜は、会場近くのビジネスホテルに宿泊した。

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