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トップハート物語(3379)立志伝敢闘編
17/03/13
2010年(平成22年)9月上旬。
 午前中は忙しい。それでも、最初は研修センターの担当者の訪問を受けた。嘘つきせんと君だ。
 「昨日、俺の職業訓練の講義時間に他の講師が来てダブルブッキングしたけれど、どうなっているんだ。説明しろ。内部の事だったらなんとでもなるが、外部の方を巻き込んではこのまま済ますわけにいかない。」
 「高学歴社員と月曜日に話をしてどうしてそうなったか確認してみます。」
 「月曜日に相談という事はどういう事だ。お前がこの講座の担当者だろう。どうして高学歴社員に聞く必要がある。」
 「高学歴社員が、講師に依頼をして文章を出しているんですが、その依頼文には昨日の依頼は入っておりません。どうしてそうなったのか。」
 「どうして、お前が担当なのに高学歴が作って居るんだ。そうやって問題を曖昧にしていつものように逃げる積りか。」 
 「いや、協力し合ってやっています。」
 「協力して何をやって居るんだ。お互いに問題が起きてもどっちか分からないように協力しているのか。外部に依頼するなど一本でしないから、俺のカリキュラムも、いくつもダブって居るんだ。俺のだぶっている5回分はどうやるんだ。」
 「佐藤さんに決めて貰えばと話し合いました。」
 「話し合うって、お前らは本当にどうしようもないズラもんだ。お前達が決めて来るんじゃないのか。そんな事をして、レベルアップが出来るのか。」
 この人間はいくら怒鳴ってもほとんど何も聞いていない。
 「今ここで、先生に連絡してどうしてそうなったのか、どうしてお願いしていない日に来たのかここで電話して聞け。」
 「研修センターに連絡電話番号があるので、戻ってから聞きます。」
 「それじゃ、知っている奴に聞いて電話しろ。ここでしろ。」
 「USBに入れて持っていますので、PCを借りていいですか。」
 やっと観念して聞くと、誰かが相当前に電話で依頼したようだ。
本人はしていないという。
 実は、昨日それが発覚してからメールで高学歴社員に問い合わせした。返事が無かった。呼び寄せて、面と向かってどうなったのか聞いた。
 「嘘つきせんと君が変更を連絡したのですが、変更とはっきり言わずに追加と勘違いされたようです。ですから、この日と月曜日と2回と思ったようです。」
 それを私は嘘つきせんと君には言っていない。嘘つきせんと君は電話していないという。受けた講師は、誰か分からないという。
 キラキラ目の玉緒ちゃんが来た。
 「私今度職業訓練の実技の助手をしているんですが、出勤簿に書いていいんですか。」
 「勿論、出勤だからその日の助手を含めた勤務時間を書いて。その助手で時給も支払いますので。1時間3000円で、1日6時間で18000円支払います。勤務も出勤扱いだから二重に報酬を支払いますから。」
 「本当ですか、凄い金額になるんじゃないですか。」
 「そうだけれど、外部の講師に支払うよりみんなに研修に携わって貰って勉強してレベルアップの機会を得た方が会社としても良いし。全部で60時間くらいあるでしょう。皆さんに対応して貰うとありがたい。他の講座でも、みんな出来るようになって来たので有難いと思っています。」
 そう言うと、喜んで帰って貰った。
 続いて、先月入社した新人だが高齢の社員に来て貰った。性格は温厚だが、トラブルが発生しているという。道が分からず、どこかに行ってケアに遅れる事が多いという情報だった。ひどい時には1時間も、それも管理者などに連絡もしないというから問題だ。ただ、救いは利用者からのクレームが全く無いという事だ。
 「どうですか、続きそうですか。」
 「はい。ただ方向音痴ですのでミスを犯しています。」
 「ところで、レベルアップの講習ですが居宅介護従業者つまり障害者ホームヘルパーの研修があります。この研修を受けなくても、障害者のヘルプは出来ます。だから強制ではありません。日程が長い事もあり、出勤扱いには成りません。休暇です。資格は個人に与えられます。交通費や受講料は会社が負担します。受講するかどうか自分で判断して下さい。」
 「受講します。」
 「分かりました。実は今までも、当社から受講する際には受講料などの経費は勿論出勤扱いでその時間の給与も支払って来ました。しかし、先月辞めた者は、その恩恵を受けてガイドヘルパーや介護車両の運転講習を受けて、有給扱いで受講料も負担なく資格を取得した途端、退職を申し出て来ました。これから、そのような事はしない事に決めました。」
 そう説明して、理解を貰った。ミスについては一言も言わずにいた。

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