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トップハート物語(3377)立志伝敢闘編
17/03/12
2010年(平成22年)9月上旬。
 昨日、支援管理者から連絡があった契約書に押印の件、サービス提供責任者が受け取りに朝来た。昨夜、既に事務所を出ていたので
「ドアポストに入れておくように。」
指示したが、事務所のポストには無かった。
サービス提供責任者が管理者に連絡を取ると、エントランスにある集合ポストに入れたとの事。実は、この事務所に移ってから自分でポストを開けた事がない。サービス提供責任者に暗証番号を言って、このポストだと言って開けて貰った。
鍵は番号を合わせる形式だったのだが、なかなかきつくて開かない。やっとのことで開いたが、契約書が無い。おかしいと思っていると、サービス提供責任者が
 「隣のポストに会社の名前がありますが、こっちじゃないのですか。」
 そう言われて、隣のポストのネームを見ると確かに当事務所に名前だ。
 そうすると、何と言う事だ。隣のポストにはネームは無かったが、鍵の暗証番号は同じなのだ。鍵を設置した時に、NPO法人常勤理事の智子さんから聞いたのは、
 「可愛いハートのカギにしましたから。」
 と、言われていた。
 色は違えど、隣のカギは同じようなハート形でピンク。当社のはブルーだ。一体どうなっているのかと考えて、恐ろしくなってしまった。隣の居住人が当社のカギを開ける事が出来るのだ。
 続いて、新人ケアマネジャーが来た。
・困難事例やターミナルケアなどの区分変更処理
・病院との打ち合わせ結果、住宅改修の意見書の件
・途中で要支援から要介護になった方の実績処理の仕方
・昨日紹介で訪問した新規利用者のケアプランの件
・入院中の利用者の一時帰宅の手配の件
・利用者をもう一つの居宅介護支援事業所にお願いする件
など。
「大量の業務が錯綜して忙殺されている。」
との訴えがあり、私は困惑している。
あれほど、スタートした2か月前には張り切って、私の作ったものなど残したくないとファイルは変更するアセスメント様式は変更する、私が作った関係書類はひとまとめにして箱に入れて放置する、事務的な書類や文具など強引に捨て去る。
あれほどやりたい放題に遣って置きながら、出来ないとオーラを出して来る。
「自分で全部処理します。」
と張り切っていたのに、介護情報サービスの公表制度の調査通知が来るともうパニックで、手のつけられない様子で全部の書類を見ずに私に持って来た。
「自分でするように。」
と言うと、情けない顔になった。
人に教えて貰うという姿勢が無く、何れはこうなると思っていた。若いという事は、無謀で無礼で無知だ。知った時にはもう遅いのだ。それでも、継続出来るか少し不安になった。
 その話をしている最中に、大東本社管理者が来た。20代半ばの新人男性の勤務が気に掛かったのだ。8月途中入社なのだが、20日採用で稼働日数が12日あるがそのうち出勤したのが6日だけなのだ。
何か問題があるのかを聞きたかったのだ。しかし、その口からは絶賛の言葉だけで
 「問題はないどころか、挨拶もきっちりして気持ちが良いし返事もはきはきしている。手が空くと何かしますかと言うし、あれこれお願いしてもすぐに要領よく手際よく処理をしてくれる。ヘルパーさんにも利用者にも受けが良いです。」
 そんな調子なのだ。
 「それで、ガイドヘルパー研修を5日間受けて貰うのですが、出勤扱いになるのか休暇扱いになるのか聞きに来たんです。」
 「自分の資格になるので、受講料負担なら休暇扱い、出勤扱いにするなら受講料を負担して貰いたい。」
 「休暇扱いにすると、残りの9月の休暇はいくらも無くなります。受講料を支払うとなると、強制は出来ませんし。」
 「分かった、管理者の判断に任せる。出勤扱いにして受講料も負担してスムーズに行って働く意欲を生み出すなら、それでもいいし。」
 そう言って、今まで所属して先月末で退職した男性社員について話を聞いた。
 「ほとんど口をきかずに、何かを話しかけるとけんか腰に『何か』とか、言ってほとんど引き継ぎもせずに辞めたんですが、その後が大変でした。ほとんど事務的なものをしていなくて、引き継いだ彼女がもう怒り狂って。実績報告と重なっててんてこ舞いです。」
 「それほどひどかったのか。ところで、忙しいだろうから俺が手伝おうか。実績をしようか。」
 それには答えず、私の言葉だけがむなしく消えた。

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