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トップハート物語(3361)立志伝敢闘編
17/03/04
2010年(平成22年)8月下旬。
「言葉足らずで、ただ40万円との見積もりを言ってしまって・・・・」
 「いや、いやとんでもないです。お宅のレベルがそのレベルですので、私の方で自分に合うレベルを探せばいいだけですから、全く気にせずに居て下さい。」
 「いや、メールを頂いた中でただ文章を打ち込むだけで、こんな金額と書いてあったんですが、色んなものを考えていながらそれを全く言わずに、金額だけ言ってしまって・・・」
 「とにかく、もう結構ですから。自分で考えて何とかします。私の考えに合うのを自分で探せばいいだけですので、お忙しいでしょうからもうこれで結構ですよ。」
 「このまま誤解されたままで過ぎ去るのもあれですから、もしよかったら頼む頼まないの関係なく、一度お邪魔させて貰ってもう一度説明をさせてもらえれば有難いのですが。」
 「私は前からご存じのように、交渉事はしません。お宅の値段がそれだから安くしろとかの時間が勿体ないし、私は自分が変えるという事をいつも考えています。だから、私の思いに合うところを探せばいいだけで。これ以上他と比較して高い多額の金を投資する積りはありませんので。」
 「今度の金曜日か来週の月曜日を除いていつでも結構ですので、是非お伺いしたいのですが。」
 「いや、もう結構ですから。私も忙しいし、お宅も忙しいでしょうから。私の方で、他の方法を考えてみますので。必要があれば、ご連絡します。」
 そう言って、切った。
 切ると同時に、今度は不審者から電話だ。
 「高橋です。」
 少し躊躇した。
 名前だけ言われても、分からない。高橋なんて沢山いる。
 「高橋?誰ですか。」
 「高橋です。」
 「高橋って、分かりませんが。どなたですか。」
 「済みません、2年前にお世話になった高橋です。」
 この時点で、思い出した。
 2級ヘルパー研修を他で受講して、ガイドヘルパー研修を当社に受けに来た。受けている最中に、担当者が人柄や物腰などを見て当社に勧誘して入社させた40代の男性だ。
第一印象から受けた人柄も、仕事振りも何とか耐えられそうだと判断したのだが、仕事に就くとそのケツが割れた。最初は新規事業をするという事で、営業が主体だった。その営業に出るが全く相手先に行かない。
「営業は何でもない。大丈夫です。」
と言いながら、事前に私がコンタクトを取ったところにも行かない。
幾ら叱責しても、平謝りするだけで仕事はしない。仕方が無く、レンタル事業の方に異動をした。今度は、何か下請けの工務店との癒着の様なものが見えて来た。出金が何か分からないのが多額にあり、
「その支払い先と何を購入したのかをまとめて出すように。」
と、言っても、いつも逃げて行く。
つまり、分からない何10万円もの金額が毎月発生していたのだ。その追求に、のらりくらりとただ謝るばかり。根負けするような態度だ。
 仕方が無く、ケアに回す。今度は、持病を隠して当社に入社したのでその持病が出た。そのまま入院して、
「無理無理働かせられたんでこうなった。」
と労災を要求して来た。
退院すると、暗躍し始めた。これでは退職に追い込まれると危機感を持ったので、私が懇意にしていた他の業者に
≪トップハートのヘルパーさんや社員を引き抜くので、自分を入社させてくれ≫
と頼み込んだ。勿論これは後から分かった事だ。
その事業所は、本気にして新たな事業所を私の事業所のそばに立ち挙げた。勿論、ヘルパーを引っこ抜くなど嘘に決まって居て、事業者は色気を出してその罠に引っ掛かったのだ。
失敗したと知ってから、その経緯を私にその事業者が報告して来た。発覚した、その暗躍を問い詰める時に、情が湧いて来てある程度逃げ道を作って逃がした。その日で退職だ。
 それから、2年。
 「もし迷惑でなかったら、介護福祉士の実務経験の証明をして頂けないでしょうか。」
 「いいですよ。ところでどうなんだ。頑張って居るのか。」
 「島根の実家に帰って、親の介護をしながら働いています。」 
 「多く貰っているのか。」
 「最初は訪問介護に入ったのですが10万円がやっとで、今はグループホームで、それより4万円ほど多いだけです。」
 当社では、悪人とはいえ20万以上の手取り額があった筈だ。それでも、普通の知人の会話をした。もうあの事は、何かある時に思い出すだけで本人も反省しているだろう。
 夜は、いつものシルバーサービス研究会に出席した。今日のゲストは、往年の有名社会評論家で活動家、現在NPO高齢社会をよくする女性の会の理事長樋口恵子さんだった。現在でも、色んな介護関係の審議会などで活躍されている。そんな中での、重要な情報などを頂いた。

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