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トップハート物語(3348)立志伝敢闘編
17/02/25
2010年(平成22年)8月中旬。
「それは現実的ではない。無理な考えだ。まず、その金額をあなたに投資して、幾ら回収出来るのか。」
 「しかし、私の年齢からすればそんなに高い数字ではないです。」 
 「それは、そうかもしれないが。この世界は、働いたからそれだけ収入があると言う訳ではない。仕事をした分だけしか入らない。仕事が無ければ、幾ら事務所に居ても金には成らない。いつか金になると言う訳でもない。仕事を受けてその仕事をした時間だけが、収益の対象だ。その金額だったら倍の60万円の収益を求めるが、それを得られる保証はない。」
 「やはり駄目なんでしょうかね。私の年齢では、そんなに高い数字ではないのですが。」
 「年齢の問題ではない。いくら稼ぐ事が出来るかだ。」
 「それが無理なら、他の仕事を考えないと行けない。」
 「そんなに得られる仕事がそう簡単に見つかるだろうか。」
 社会福祉士の資格を目指すと言っていたが、
 「その資格が無いと出来ない仕事はない。それほど、重要視されている資格でもない。それでも、それを目指すなら大学の社会福祉学部の聴講生にならないと。卒業までに4年掛かる。その間、どう生活するかだ。やっぱり、介護となると額面20万くらいで覚悟しないと。」
 とにかく、現実を見ず自分の生活を中心に思っているなら、介護職は無理だ、そう何度も話をした。
 何度か資格を持っていない段階で介護や医療の面接を受けたようだ。
「資格が無いなら駄目だ。」
と言われたという。
その資格を今回得る訳だが、今度は金額の問題か。その金額は下ろさない。この世界に合わせる他ない。力が無いなら、その力を蓄える時間が必要だし必要な人材にならないと。それが無いのに、要求だけ大きくしても達成は絶対に無理だ。
何となく交渉のようになったので、職種の希望を聞きながら幾つかの方向性を示した。彼は何でも直ぐに出来るような錯覚を持っているようで、その修正をするのに大変だった。かなり前職などに実績を残していたようで、インストラクターなどの経験もある。
 「男のプライドが、なかなかとれなくて。」 
 そう言っていた
 次の男性は、まだ希望も相談事も何も決まって居なくて、またこれも厄介だった。何も無い処から何かを生み出すのは、非常に大変だ。その為に、1時間も掛かってしまった。それでも、まだ方向が何も決まらず終えた。
 何度か電話やメールがあったが、出られなかった。一段落して、その対応を終えると、研修事務局の社員が来た。ハローワークから、求職者の応募があったという。議員から紹介のあった人材だったが、どうも問題があるような気がする対応だった。
当社は、実習型雇用の求職情報を出している。しかし、その情報は表に出てこないので担当官の判断による。その為に、担当官に
「その対象になるのかどうか、対象になるなら事業所のリストを出して貰って、そのリストの中から当社が良ければ選択して欲しい。」
と大東本社管理者から告げてあった。
面接や条件提示はそれがなされてからの話だ。
 その手続きに、月曜日に行くとの話が求職者からあった。その時点では、印象や異業種だが管理経験が豊富で、若い男性だという事で期待をしていた。
ところが、約束して置きながらその日ハローワークに行かなかった。行かないなら行かないと連絡しても良さそうだったのだが、それが無いので担当している本社管理者が連絡すると、
「田舎から友人が来たので行けなかった。」
という。
そんな身勝手な発言を差も正しい理由として言って来た事に対して、これが当社の仕事の中で出てきたら問題だと思った。
「もうあまり期待しないように。」
と、管理者に告げた。
 その彼が、やっと今日ハローワークに行ったようだった。しかし、ハローワークから連絡が来たのは、実習型雇用ではなく一般の求職者だった。そんな馬鹿な、と確認してみると、あれほど担当官に実習型雇用希望と告げるように言ったのに、パソコン検索で当社の求人票を取りだしてそれを担当官にただ持って行ったようだ。
そのまま、一般の紹介として当社に来た。受ける訳に行かないので、保留にした。どうして、あれほど示唆したのにそのまま言われた事を出来ないのか。何が優秀な、エリアマネジャーだった、だ。
 この夕方も、出掛けて夕方の百貨店の火曜市食材購入に行ったが、何と、あの、この大阪に来た時にお世話になり、10年以上の今もお世話になっている、在宅支援センターの館長だった人と会ってしまった。
それも、火曜市で買い込んだデパートの袋を下げて、次はこっちだと奥さんに合図をして自分は激しく足早に動いていた。目の前で私が気付いて挨拶をしたのだが、目に入らなかったようだ。
あの、この業界では実力者の先生のあんな姿を見るのは、驚きだった。

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