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トップハート物語(3340)立志伝敢闘編
17/02/21
2010年(平成22年)8月中旬。
最近のトラブルの連続に、嫌気が差して来た。こうなったら、加速する厭戦気分。自分達でやってくれと、捨てて行く可能性が大になる今までの私の行動。大東本社を捨てて、この大日に来たのも社員同士の諍いに嫌気が差してこの守口市に出て来た。
どうやって、これからの各事業所を分割しようかなどと本気で思い出し始めていた。そういう時が、何れは来るので考える事は無駄ではない。誰にどの部署をとか、軽く思い始めた。
そんな時、研修センター管理者から電話だ。もう、研修の件は聞きたくない程トラブル続きだ。自分達で解決する努力もない。何でもかんでも、私に決裁を仰ぐ。それなのに、私の指示を聞かないで勝手な判断で物事を進める。
もう研修センターの電話には出たくない。
 「先日の調理の件ですが、講師のお局様筆頭サービス提供責任者と話をしたんですが中止にします。その代わり、お局様筆頭サービス提供責任者から提案がありまして500円程度の弁当を購入してその食材の分析をする授業をしたいと。」
 「調理実習の中止は、分かりました。ただ、弁当を買っての分析なんてどうですか。」
 「社長、もともと調理実習時には会社が食材を負担する事になっていた筈ですから、経費はそれに使用するという事で問題はないと思います。」
 「何をばかな事を言っているんだ。俺が言っているのは、講師がその授業に適切かどうかと言っているんだ。彼女は、高校の家庭科の教師の免許を持っているとはいえタダの料理好きのおばさんだ。そのおばさんが、食材の分析などして良いのでしょうか。それだけの知識がある方だったらいいのですが、無ければ問題ですよ。」
 「社長、折角お局様筆頭サービス提供責任者が替わりの授業を考えてくれたんですから。」
 「何を言っているんだ。お局様筆頭サービス提供責任者などどうでもいい。先日も、役所に呼ばれた時に、生徒からメールや電話で講義内容がおかしい、講師が不適切と情報があり調査したらその講義に該当するような資格を持っている講師ではなく、その講座が取り消しや中止になったケースがいくらでもあると言われた。職業訓練の受講生は、色んな仕事の経験をして来た方が多い。出鱈目や分からない事を分かって居るように言うお局様筆頭サービス提供責任者だから、問題が起きてくる可能性がある。それをするなら、その仕事をしている方を講師として招けばいい。お金が掛かるからなどと言っている訳ではない。問題が続いているのでもう少し、慎重に物事を考えて欲しい。」
 そう注意して、休み明けに再度検討する事にした。
 サービス提供責任者が来た。
 「月曜日から、今月の技術会議が始まります。登録ヘルパーさんの振り込み明細書が出来ているでしょうか。」
 「お盆だから、もう少し後だと思っていた。直ぐに作成します。」
 そう言って、取り掛かった。
 暫くすると、NPO常勤理事の智子さんが出勤して来た。手を休めて、少し話をした。このお盆の最中に、どこかに行きたいと思っていたがその日になると気が向かなくなる。
それでも、色々話をしていると出掛けたくなった。誘いに乗って、外に出る積りだった。色々検討をして、海に面した地方に行って美味しい物を食べてこようと結論が出て、着替えなど準備にし部屋に戻った。
部屋に戻り、先日私の誕生日にみんなで贈って暮れたTシャツと半ズボンを身に付けた。そのまま横になってしまった。横になりながら、これから行こうとしているところは、みんなお盆で一杯だ。電車などの交通機関も一杯だろう。段々と行く気が無くなった。
 ジッとしていると、NPO常勤理事の智子さんから電話で
「どうしました。」
と聞かれた。
新幹線や特急でも座れるとは限らない。そうなると、私の体に無理が生じる。彼女の運転で近くの観光地で、余り人出が無い処を提案した。直ぐに受け入れてくれて、駐車場で待ち合わせ。隣の県の、今話題のキャラクターと今年が節目の悠久のあおによしの都に向かう事にした。
今までの、長い時間の検討は何だったんだろう。海に面したと言っていたのが、山の中になってしまった。そうと決まれば、ゆるりとスタート。いつもの見慣れた街並みを、すいすいと走行。休日に走っている見る車は、デイサービスとか訪問看護とかのネームを貼った車両だ。
 他県のナンバーもよく見掛けた。いよいよ県境の山を登る。軽自動車なので、踏ん張りが効かず
 「こんなにアクセルを踏んでいるのに、全く動かない。坂道を下りる時も、アクセルを踏まないとダメみたい。」
 などと、言いながら追い越し車線に行きたい気持ちを抑えて走行車線を彼女は走った。



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