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トップハート物語(3338)立志伝敢闘編
17/02/20
2010年(平成22年)8月中旬。
もう投げやりになった。これほど細かく指示をしているのに、動く手駒がこれではどうしようもない。出来の悪過ぎる人材を抱えては、戦いすら出来ない。
 「一応経緯を説明して指示を仰ぎました。役所は、傷の付かないような包丁を使用して行うようにとの事でした。雇用能力開発機構には、佐藤さんが言うように中止する事を考えていると言うと、それが良いと言っていました。」
 「やらなければならない調理実習ではないので、中止にしましょう。ただ、指導者のお局様筆頭サービス提供責任者が受け入れるかどうか。」
 一旦これで納まったかに見えるが、
 「Bは卑怯だ。これで収まったかのようだが、これらの事実が分かればAはなおさら恨みに思うだろう。これから、一大問題が起きる可能性が強い。困ったものだ。自分が起こした問題を、役所などの力を借りてBを排除しようとしているのだろう。とんでもない奴だ。」
 お盆休みに入ったので、17日のBの授業態度を役所に報告する事になった。
それにしても、Bが一生懸命になっているのに他の者が刺激して問題を誘引した。その原因を作った者を排除したいと思っているが、私以外の役所の人間や研修担当者など他の者はBを排除すれば収まると今でも思っている。
 一応終わったと思ったら、また研修責任者から電話だ。
 「10月募集の職業訓練のリーフレットを今日中に出すように突然雇用能力開発機構から連絡が来ました。その原稿の、地図だけを作ったんですがメールで送りますので見てくれますか。」
 「突然なんておかしいじゃないですか。何でそれを知らないんですか、3人も研修担当者が居て。」
 「3人とも受けていないんです。」
 その原稿を送って貰った。
 内容を見て驚いた。
これが責任者たるものの仕事かと、愕然とした。先日の、同じ部署の高学歴者の作ったリーフレットも、住所は違うし日付などいくつも基本的なものが違っていた。今回のリーフレットの、研修会場の住所が全く異なっている。事務所も違っているし、ここのビルですとの地図上の絵があるが、どこにも住所とビルの名前が無い。ファックス番号もない。
これでは、もう幼稚という以外に何も言う表現が無い。こんな能力の人間に給与を支払わなければならない、日本の労働市場だ。私は、まるで校正する者になっている。問題は、前回使用したリーフレットがPDFで修正不可能な事だ。
期間を直さないと行けないが、もう無理だ。業者に依頼しているのだが、お盆休みだ。もうこれ以上面倒を見られない。シャットアウトにした。問題はみんなで請け負って貰う。メールが来ているのに、3人がもたれあって誰も動かなかった。私も同じメールを受け取るようにしているので、来て居なかったなどと嘘を言っても始まらない。
 「この程度の人間しか居ないんでは、戦いにならない。どうしてうちの男どもは、無能な奴ばかり揃っているんだ。」
 何度も、
 「馬鹿ばっかりで、俺はもう一人でする仕事をした方が良い。無理だ、こんな奴らの面倒をみるのは。何の効果もない。何の必要性もない。他の人間が関わっているのは、みんなマイナスだ。何とかしてプラスにしようと思っているのに、指示を聞かないのではもう面倒も見きれない。」
 そう言う事を繰り返した。
 しかめっ面したNPO法人常勤理事智子さんは
 「佐藤さんが居なくなったら、この会社は駄目になる。」
 そう言って、何とかしようと困惑しながら
 「どこかに行って、美味しい物でも食べる?」
 「美味しい物って何か、具体的に言わないと。」
 「珈琲とケーキとか。」
 「それじゃ行くか。」 
 大勢の人で賑わった隣のショッピングセンター内の、小川珈琲店に行ってケーキとアイスカプチーノを飲んだ。
ここの大澤直子さんは、カプチーノ珈琲の上に図柄を描くバリスタコンテストで全国準優勝した。その方は、実力もさることながら笑顔が本当に素敵だ。素敵な人に目が無い私は、何とか写真に収めてブログに掲載したいと思っていて、NPO法人常勤理事の智子さんにその旨を告げると
 「言えばいいじゃない。」
 と、言って大澤さんに言ってくれない。
 そのまま、30分も過ぎて何もできずに帰る事になった。その時も、笑顔を見せてくれたのは、気のせいか。
やっと、落ち込みから少し這いあがって彼女が買い物を手伝ってくれた。余り冷蔵庫に余裕が無かったが、毛ガニが1500円を半額で、そのほか次々と半額商品を買物籠に入れた。やっぱり駄目だ。買物に行くと、半額商品を見つけると我慢出来ない。

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