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トップハート物語(3335)立志伝敢闘編
17/02/19
2010年(平成22年)8月中旬。
 銀行で、ヘルパーさんへの入金手続きをしている時に研修センターの責任者から電話があった。
 「実は、昨日の職業訓練の生徒が飲酒をして、クラスメイトに喧嘩を売っている事に着いて、誰かが府庁に訴えたようで役所から電話が来ました。私の方から説明をしましたが、責任者の方から電話で説明を頂きたいと、言われましたので連絡をお願いします。」
 虚脱感が発生して、本当に何もかも投げ捨てて自宅に帰りたいと思った。
 元々、約束を守るとか規則を守るとかを心がけて来た私が、この大阪に来て社会的常識で判断して悪い事をするのが当たり前のような感覚にいつも悩まされていた。
「騙すことより、騙される方が悪い。」
と大阪人に何度も言われた。
いつも、誰かを信用して付き合うと、
「また騙される。」
と言われた。
自分勝手な事をして、問題を起こすと逃げて他人に責任を被せる。その張本人には何のお咎めもなく、経営者に全責任が覆いかぶさる。そんな中で、何とか善人の気持ちを持つように、善意が生きる会社を作りたいと一生懸命に頑張っているのだ。
 府庁の担当者に連絡した。どうやら、メールで
『教室が一人の生徒の為に瓦解して、勉強する場ではなくなっている』
と通報したようだ。
その通報した相手である府庁は、職業訓練の認可団体ではなく、その中で資格授業として実施している、介護職員基礎研修の指定した大阪府庁だ。現段階の対応を話した。そして、
 「飲酒して暴れ始めている者が一方的に悪いのではなく、本人が言うのにはある特定の生徒が最初、臭いとか来るなとかいじめに似たような言い方で彼を阻害される位置に追いやった。段々と、みんながそのような方向に行ったようで、それに対して少しは被害妄想があるのかもしれないが、彼がみんなに阻害されているのはこいつのせいだと、段々と思うようになり昨日の朝ビールを飲んで通学して来て、教室に居た恨みに思っている生徒に喧嘩を売ったようです。」
 ここまで一気にまくしたてるように、話をした。
続けて、
 「私が彼に昨日面談した時に、『自分はこのクラスを経て資格を取って仕事に着いて以前のような家族を取り戻したいのです』と言って、『資格を取得したら事業を始めたい、その為に佐藤さんに色んな指導を受けたいだけなんです。どうして、その私にちょっかいを出すような事をしたり、仲間外れをしたり邪魔をするんですか。ほって置いて欲しいと言っているのに』、今ではどうやら差別的な事を全員でしているようです。それについては、昨日責任者から全生徒に、この事ではなく他人の蔭口や阻害するような言動は慎むように話をするように指示しました。また、このように、飲酒を繰り返す事はこの会場が借りられなくなり教室自体が成り立たなくなる。それを自覚して行動するようにというように責任者に言いました。加えて、職業訓練の認定をしている雇用能力開発機構に対して文書で報告するようにも言いました。」
 その対応には、行政も納得したようで
 「もし、何か問題になりそうな事があったら事前に相談して下さい。」
 そう言われたので、運営者としてはありがたかった。
 そう思いながら、20日に予定されている調理実習が心配だった。刃物を使用する、それは一番の懸念材料だった。研修センターの責任者に、仕事が終わって時間が空いたら連絡をくれるようにメールを送った。
 5時前に連絡が来た。
 「飲酒をした者に、あれほど強く私から注意したが教室での態度はどうでしたか。」
 「堂々と出て来ています。」
 「堂々と出て来ていますって、ビールを飲むとか人と諍いを起こすとかはないですね。」
 「それは、ありません。それでも、目が据わっておかしいですよ。怖いです。」
 「何かをするという事はないのですね。」
 「ありません。」
 何か此処の人間はおかしい。
私がおかしいのだろうか。
 最初から、彼を異常な人間だと決め付けている。責任者がこのような感覚では、又何かが起きる。
 「彼に、再度このような問題を起こしたら退学だという事は言わなくて良いでしょうか。」
 「良いですか、今落ち着いて私から注意を受けて真面目に通学をし始めたんです。刺激して、どうするんですか。これから起きる可能性はあります。その為に、雇用能力開発機構に報告して今度引き起こした場合の処置について相談して置いて下さい。府庁にも、飲食が続いた場合介護職員基礎研修受講についてどう処置をするのか事前相談をして下さい。私どもの判断のみで退学などと重要な処置を決定しないように。」
 調理実習の実施については、再検討する事にした。


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