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トップハート物語(3331)立志伝敢闘編
17/02/17
2010年(平成22年)8月上旬。
12時から、会社内の4人のケアマネジャー会がある。昼食の準備を事務職員に頼んで、急いで戻った。直ぐに集合した。月に1度のこのケアマネジャー会の時の食事がみんな楽しみで、事例検討会より食事会の方が主体になる可能性がある。
昨日、ホームページのスタッフブログに掲載した、女性誌3誌の付録付きプレゼントの見本がこの部屋にあるので、見せた。一番年齢の高いケアマネジャー菊ちゃんが、
 「佐藤さん、私らはこんな若い子の雑誌には関係ないですよ。」
 「別に強制で持って行けという訳じゃないから。先日の、俺の誕生日に頂いたもののお返しで、希望者に差し上げるだけだから。」
 「それじゃ、子供に上げようかな。」
 「好きにしたら。」
 「これだったらお弁当を入れるのにいいかな。」
 などと言い、若いケアマネジャーは
 「余り可愛いものだったら、子供に取られて私に回って来ないから。」
 と言って、大人向けのトートバックの付録を選んだ。
 会議の方はと言うと、古典的な問題を再勉強する事にした。サービスとサービスの間を2時間空けなければならないというルールについて、原則であり
≪その利用者の状態やサービスの必要性などを検討して、2時間未満の間でも個々に請求も出来るし合算も出来る≫
というQ&Aを出した。
また、病院から病院への通院介助は認められないという認識に対して、
≪合理的な理由があればはしごも認める≫
という資料を出した。
通院の前後の診察券を入れて、また薬を取りに行くという行為に対して、
≪20分未満であれば通院の一連の行為として認められる≫
事の再確認。
散歩について
≪自立支援の裏付けがあれば身体介護として認められる。≫
また、窓ふきの条件付き介護保険適用などの家事に関するQ&Aの再確認などをした。
 最近の事例でターミナルケアの対応に、タイミング良く来て居る通達を示した。
≪暫定でも、区分変更やサービスの導入を敏速にするように≫
との通達だ。
通院の院内介助の取り扱いについても、再度全ての通院介助をしている利用者を見直し必要な書類を揃える事にした。住宅改修と市独自の高齢者施策の取り扱いの違いも。盛り沢山の資料と格闘して1時半に終わった。
すぐに出て、市役所に認定調査の報酬請求を行って、どうしても来て欲しいという利用者宅に向かった。いつもだが、ある一定の期間が来ると連絡がある。相談したい事があると言って来るのだが、その結論は分かっている。
 認知症とパーキンソンに侵されている妻と、それを見ている高齢の夫。意思が強くて、他者の言葉を受け入れない。その事が多くの医療機関やサービス事業所を遠ざける。私も、多くのトラブルを多くの時間と不快な気持ちを持って解決して来た。
幾ら何を強く言っても、自分主体は変わらない。奥さんは段々悪化して来て、今日訪問すると大きな体を横たえてベットから下りるなど出来なくなり動けない。何しろ、朝から夫は妻の口に3人前くらいの食事を吐いても、吐いても押し込む。何度注意しても
 「妻はそれが幸せなんです。」
 妻がここが痛いというと、直ぐに介護タクシーで病院に。行っている病院は5か所。薬は20種類を超える。幾ら助言しても、
「妻の言う事を聞いてあげるのが、一番だ。」
と言って聞かない。
デイサービスも何度も変わる。いつも妻がどうして過ごしているのか、確認しに自分も通って行く。ショートステイ、病院に入院しても、毎日欠かさず訪問して、
「帰って下さい。」
と、面会の時間が終わっているので職員がいくら言ってもいつまでも帰らない。クレームをつける。強制的な退院退所をさせられる。
 電話を、夜間と言わず早朝と言わず掛かって来る。
「相談があるから来てくれ。」
という。
しかし、あれこれと言うが結論は決まっている。今日も同じだった。
 「私もいつまでもつか分からないが、私が生きている限り妻の面倒を見たい。子供もいくら連絡しても、何も言わず切ってしまう。佐藤さんの言う事だけはいつも聞くので、たまには顔を出すように言ってくれませんか。そして、佐藤さんも仕事を離れて親だと思っていつでも来てくれませんか。そして、頑張るように私を励ましてくれませんか。私の相談相手になってくれませんか。」
 そう言うのだ。
それにしても、この年になって奥さんの排せつの世話や、最近では畳に排泄してしまうので、その処理もしている。感服してしまう。同行した、新人ケアマネジャーに
 「それにしても、ああだこうだと周りは非難するが立派だよな。俺は出来ない。」 
 その足で、次のクレームがあった利用者に向かう。
「サービスの担当者が、依頼をしても動いてくれない。」
という。
変更を指示する事にした。何度か重なっている問題で、それは言い訳の余地が無い。利用者は手順を踏んだが、その動きが全く無いので、私に直接連絡をして来た。
役所ではないが、事前相談なので適切な対応が求められたので、サービス事業所に介入した。

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