お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(3312)立志伝敢闘編
17/02/07
2010年(平成22年)8月初旬。
事務所に戻った。既に3時になっていた。4時間も一緒に話をしていたのだ。事務所には、研修担当者に指示した問題の処理をした研修の科目一覧と受講生の対象人数が記してあった。
それを見て、改めて愕然となった。担当者に連絡した。すでに、発覚してから数日を過ぎているので淡々とした受け答えで、益々憤りを感じた。
 「どのようにさせて貰ったらいいでしょうか。」
 「どのようにも、うつ手立てが無い。こんな事をして、この会社も終わりかもしれない。お前は、自分で金銭的な負担をすると言ったんだから、何か案があるのか。」
 「いえ、何もありません。ただ、佐藤さんが言っていたようにありのまま報告するだけです。」
 「あれほど、あの講師を使うなと言ったろう。どうして、仕事を分担するように言ったのに、新しい者に仕事をさせないで、自分ひとりで処理していたんだ。どう責任を取るんだ。」
 黙っていて、何の言葉も聞かれない。
 「いつ報告するのか、新しい担当者と打ち合わせして勝手に処理しろ。」
 そう言うと、勢いづいたような明るい、本当に不快な明るい応対をした。
 横になった。事務所の床に横になった。何年も前に、高血圧に悩まされて、体を横たえた事がたびたびあった。その枕が、新たな事務所になっても付いて来ている。
その枕を久しぶりに使った。いつの間にか眠ってしまった。起きたのが5時近くだった。クーラーを掛けたまま寝たので、少し風邪気味になった。障がい者支援事務所から、メールが来た。起きても、研修関係のトラブルが頭を離れない。何もいい案が浮かばない。今回だけは駄目だ。
 黙っているのが辛いので、お局様筆頭サービス提供責任者が在籍しているのを確認して障がい者支援事務所に行った。彼女が、介護及び支援の総管理者だから、これから予想される事を告げておかないと行けないので、向かった。
 「どうしたんですか。」
 「いや、聞いているかも知れないが大きなトラブルが起きた。」
 「どんなんですか。」
 研修関係で、今度は何ともならないトラブルの経緯を話した。
 「何とかならないですか。」
 「今度ばかりは駄目だ。」
 「私や佐藤さんはこれからもう短いから、どうでもいいんです。駄目なら駄目で、はい有難うございましたお世話になりましたで済むけれど、他の若い子らは生活が掛かっていますから、何とかして貰わないと。何とかなりませんか。」
 「俺も色々今まで対応して来た。しかし、今度ばかりはどうしようもない。いろんな面で、難しい。証拠もあるし、それをどうする事も出来ない。ただ謝罪するだけだけれど、余りに対象者が多い。」
 「多かったら、多くの卒業生に迷惑がかかるしどうにかなりませんか。」
 「多いからどうにもならないんだ。少なければ、担当者段階でどうにかできるかも知れない。」
 「それだって、資格がある人がしているんだから問題があるというのがおかしい。不正をした訳でもなく、教科の責任者と評価者が異なる事を十分理解していなかっただけで、講師の資格が無い者が講義をやった訳でもないし。担当者が、十分理解をしていなかっただけだから何とかなりませんか。」
 「それは、何とかしたい。それだけだというけれど、それだけが守れないのが問題なんだ。申請段階では、ちゃんと教科主任と評価者が分かれていた。それが、実績段階では同じ者になっていた。十分理解していなかっただけではなく、知っていたんだ。知っていて、俺が使うなと言っていた外部の講師にそそのかされた。自分が講師をしている他の学校で、同じことをしているから大丈夫だと。それを真に受けて、担当者が同じことをしてしまった。その講師から言われてしたのでその学校もしている筈だと担当者が役所に申し開きをしたのだが、その学校はちゃんと分けて他のメンバーがしているような実績報告が出ているという。つまり、講師本人はしていたというが実績では他の人の名前を書いているという事だ。」 

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報