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トップハート物語(3311)立志伝敢闘編
17/02/07
2010年(平成22年)8月初旬。
NPO法人の事務局員を兼任させた慶子さんが、ケアの合間に事務所に来た。表向きは、これからのNPO法人運営についての打ち合わせだったのだが、話は研修関係の問題がどう処理されるのか、それによっては自分達の生活が脅かされる羽目になるので、聞きに来たというのが正解だ。
現状をありのままに話をした。つまり、
 「問題が検出された実績の分については何とかクリアした。ところが、担当者に聞くと勝手に使うなと指示をした講師から大丈夫との示唆を受けて、安易に規則を逸脱した選任をしてしまった。それが、8ケースくらいあるという事だ。これについては、事実を隠す事や今から修正する事は出来ない。従って、報告を早くして処置を委ねるという事だ。その際、考えられる事はかなり厳しい処置がなされるという事だ。」
 それは、その前に来た新人ケアマネジャー宏美さんにも話をしていた。
 本当の万策が尽きているのだ。その問題を起こした研修担当者本人が電話を掛けて来た。
 「私から代わった研修担当者から、これからの研修予定を出すのですが、先日大阪府に報告した実績報告以降の問題をいつ報告するのかと聞いて来ました。」
 「結局問題の教科数は何教科か。」
 ちょっと待って下さいと言って、暫く何かを確認していた。
 なかなかその数字は出てこない。
 「馬鹿野郎、一体何をしているんだ。先日役所に呼ばれて、もう何日経っているんだ。すぐにそれを出すのが当り前だろう。」 
 結局、分からない。
「これから調べます。」
と言う。
 一体何たることか。要綱に反して処理しているのがいくつの教科で対象者が何人居るのかさえも把握していない。それでも、問題が発覚した当初に比べると平気な声で、冷静さも感じられる。
不快だ、何となくうすら笑いをしているような電話口の受け答えに感じられるほど、私の精神状態も平穏ではなかった。
 11時に、トヨタ自動車の関連会社であるファクタリング部門の担当者と数カ月ぶりに会った。お互いの近況を話し合った。彼は病気で入院していたが、全快した。定年になるという今月、自分の身の振り方を考えている。
その言葉の端端に、当社に来たいという思いがずっと長い間示唆されていた。しかし、その事を出されると、断る術が無いので先手を打った。つまり、今の当社の現状は研修担当者のミスで風前の灯で人を採用するなど余裕が無い。
あくまでも、人件費は介護と支援の収益を全額充てている。つまり、それ以外の部門で収益を上げているだ。それの最大の収益事業が研修関係であり、指定を取得しているものが失われれば万事休すだ。
 その話を、長々とした。先手を打たれたような感じだった彼には気の毒だった。それからの話は、長い割に成果のないものだった。私のこれからのNPO活動で収益をどう確保して行くのか興味があったようなので、具体的な方向性を話した。
既に、商工会議所、総合大学、旅行会社最大手とのスキームを作る話が生まれている。その最初の話し合いが、お盆明けにされるのでまた具体的な話が出来る。最大手の自動車メーカーなので嘱託で残留する事にしているようだが、いつでも辞めてやる若しくは嘱託契約を蹴ってしまいたかったようだ。
それが、私の話を聞いて残留することに決めたようだ。
 「今、中小企業診断士の勉強をして今月試験です。また、行政書士も勉強しています。しかし、その方向よりも介護関係に進みたいと思うようになりました。ケアマネジャーの試験は難しいんですか。」
 「今勉強されている試験よりは、ケアマネジャーの試験は難しくはないですが、実務経験が5年必要です。」
 「それを、短くする方策はないのですか。」
 「ありません。」
 「介護福祉士はどうですか。それも、実務経験が必要なのですか。」
 「3年必要です。」
 「そうですか、もし1年経って仕事に魅力を感じなくなったら辞めて佐藤さんの会社の職業訓練を受けようかな。」
 「雇用保険は何年貰えるか分かりませんが、うちの職業訓練では生活資金が貰えます。雇用保険が無い人が対象です。ですから、雇用保険が切れた時に申し込めば継続できます。そのあと、就職する際には、実習型雇用の対象になるので助成金が付いて来ますので就職しやすくなります。」
 そんな方向の話をした。

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