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トップハート物語(3299)立志伝敢闘編
17/02/01
2010年(平成22年)7月下旬。
ケアマネジャー業務は、ほとんど新人宏美さんに任せて私はアドバイスだけだ。そのアドバイスの中で、一番心配だったのは市役所との戦いだ。みなし2号者でターミナルの方に対するひどい扱いを、どう正常にさせるか彼女も悩んでいた。
打開策として、議員に融和をお願いしたのだが
 「返って、大事になって市の職員も大分怒っていて、悪い方向に進んでいるようで。」
 「そんな事無い、スムーズに決済は行われる。ただ、市の職員もメンツがあるから、表向きは対応が厳しい。そのくらい、ケアマネジャーをして利用者の立場に立ってどうにかしたいと思ったら、当たり前だ。そんなこと、日常茶飯だ。イチイチ落ち込んで居たらケアマネジャーなんか勤まらない。」
 「自信をなくしました。このままケアマネジャーをやっていけるでしょうか。」
 そんな弱音を吐くので、少しは声を変えてやろうかとも思っていた。
 私が利用者とのモニタリングの帰り道に新人ケアマネジャーから連絡があった。
 「申請しに行ったら、嫌味を少し言われましたが『直ぐに決済するように上に上げるから』と言っていました。すぐに下りるようです。」
 「だから、言ったろう。スムーズに事が運ぶって。相手もメンツがあるから、何か言うけれどそんなのいちいち気にしていたら始まらない。利用者の立場に立ったら、どんな事でも貫き通すくらいの気持ちを持たないと。その為には理論武装が必要だ。勉強しろ。」
 そんな事を言った。彼女の口調はホッとした気持ちが言葉に表れていた。
 3時半から、新たな職業訓練の受講生の面談があるので会場の市民学習センターに向かった。面談は、1時間の予定だったが、ひとり30分かかって2名しかできなかった。そうでも、面談の者から逆に
 「私だけたくさんの時間を頂いては、他の人に悪いです。みんな面談を楽しみにしているんですから。」
 そう言ってくれた。まだ、受講生の半分しか終わっていない。
 研修センター専任講師から、
 「1期生の受講生は、次々と就職が決まり出しました。」
 後から具体的な報告を貰うと、14名だった。半数近くが決まっている。3か月後までに6割という基本線はクリアできそうだ。
 その面接をしている間に、着信があった。先日本社のある市の商工会議所に、ある新たな活性化の高齢者と障害者をメインにした事業の提案をさせて貰って、地域の総合大学とのコラボレーションの斡旋をお願いした大学との話し合いの返事をくれた。うまい具合に、その総合大学は新たな学部の新設で今年度から観光ビジネス科を創設。そこで、ベンチャービジネスを学ぶ科がありそこの教授の話として、
 「非常に興味を示して頂き、是非お会いして話を聞きたいとおっしゃっています。新たな学部だしその実践の機会を探していたようで、○○さんの事業と彼らのノウハウとうまくマッチングしたらいいと思います。ただ、現在はお盆まで教授も休みで、休み明けにその機会を持つ事にしました。近く成りましたら、私から日程の調整をさせて貰ってご連絡させて頂きます。」
 そう返事があった。明るい展望が開けて来た。
 午前中に、ケアマネジャー受験対策講座の担当者が来た。
 「教室の対応が、通常30名ですが何とか机とかを入れて39名まで入れられるようにしました。しかし、まだ申し込みがありまして定員いっぱいになったとお断りしました。入金は済んでいるようなので、返金をお願いします。」
 「待って下さい。うちの社員も何人かは言っていると思います。社員より外部の人が優先でしょう。外部を断って内部を入れるなんて。社員は受講料を支払っていないんでしょう。それだったら、1回ごとに代わる代わる受けるとか、一人空きを作ったら。それとも、イスだけで机なしとか。」
 「そんな事していいんですか。」
 「社員に聞いてみな、なんて答えるか。」
 暫くして、担当者から電話があった。
 「社員の人が、私イスだけで良いですって言ってくれたので返金は無くなりました。」
 「そうでしょう。簡単に判断しないで、社員に聞く事が大事だ。」
 それにしても、40名とは大量の受験対策講座だ。
 去年は、大幅に合格点を下げて合格者を増やした。介護福祉士を持っている者は、正解率50%で合格だ。私は、先日初めて昨年の問題を見た。方向性が大きく違っている。特に顕著なのは、社会福祉の日頃のニュースから6問も出ている。段々と、狭い間隔では点は取れなくなった。その為に、制度関係は20問中10問の正解で合格だ。受験者のほとんどが間違っていて、世間一般の知識が無いという事だ。大きな社会福祉政策を知らずして、介護だけを語るなという事か。

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