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トップハート物語(3289)立志伝敢闘編
17/01/27
2010年(平成22年)7月下旬。
朝7時25分事務所から出る。何度時間を約束しても遅くなるNPO常勤理事智子さん。昨日ボランティア分の暑さ対策で帽子を購入したが、それを車で運んでくれる社員が来た。しかし、10人分の帽子を持っている常勤理事智子さんが来ない。
連絡して、帽子を迎えに社員が走った。暫くして、地下鉄で出発する為に外に出て事務所玄関のカギを締めていると、やっと智子さんが走って来た。そういえば、今日の宴会の時に社員の一人が
 「智子さんは休みをちゃんと取っているのですか。」
 と聞かれた。
そういえば、彼女はほとんど休暇は取っていない。
 「取っているよ、毎日午前中は来ないから。」
 そう返事をしていた。
 本当にそうなのだ。だから、朝早く待ち合わせなどは不可能なのだが相手がある時には、仕方が無い。地下鉄に乗って、40分後に待ち合わせの駅に到着。しかし、ほとんどが車利用で乗り合いして来るので障害者全国大会会場のホテルに。
いやに、声ばかり大きい説明者がテンションが上がっているのか、マイクを通す音が割れて良く分からない。この後、段取りが非常に悪く何が何だか分からない状態になった。取り敢えず、我々が仕事としたサブリーダーというものは問題なく対処出来た。
午前中に、説明を受ける事になっていたのだが時間が無く班分けしただけに終わったような感じ。それでも、10人の当社社員が力を併せて対処した。
 お子さんを預かるマンツーマンのボランティア50人とお子さん50人を10班に分けて、その10班の班長というか責任者が当社の10人だ。近くの科学交通博物館が主戦場。先日揃えた当社のオレンジの制服が、この日のボランティアのカラーなのだ。
そのボランティアの制服というべきTシャツを着て、その上に当社のオレンジのジャージを着た。暑いが、室内に入ると冷房が利いていて丁度良かった。広い会場に、多くの障害児が走り回り、遊びまわっていた。
事故だけに気遣って貰い、全く問題なく終えた。最後まで、数人が帰りたくないと走り回って、往生したが何とか4時間の保育を完了した。
 帰る時に出口が入り口と異なって反対側から出るとの指示があったが、そこを出てらせん階段を登り、再び国道を横切ってらせん階段を下りる危険があるルートなので、体の弱い子供たちにとっては死のロードになる。
社員の訴えを責任者に届けて、出口を変更した。自分達で決めるだけで、実態を把握していない。戻ってからの、手続きや待機場所の設定や指示がことごとくミスだらけで、行ったり来たり。最終の締めも訳が分からない間に、終わってしまった。
世話になったボランティアメンバーに最後の挨拶も出来なかった。来年の、当社の10周年記念の段取りを決める参考としたい。
 早朝から対応したボランティアも問題なく終了して、次の宴席に向かった。たまたま、私の誕生日とこのボランティアが重なった。その彼らの仕事に感謝する為と、留守部隊という訳ではないがある者は講師として研修を司っていた。
また、ある者は認知症ケア専門士の研修を受けていた。同じく、ある者は休む者をカバーして多くのケアに走っていた。それらの、出勤している者を集合して御苦労さんの意味を込めて、和食の美味しい店「とも吉」での会食だった。
6時開演の予定だったが、ボランティアの締めの段取りが悪く遅くなってしまった。その為に、私は30分遅く会場に到着したが車で高速を使って戻った者がほとんどで、会場には既に留守部隊を加えて大盛り上がり。
31人の大集団となった。社員とその子供たちだ。
 一息すると、介護管理者が何となくいつもと態度と違い動きが素早いし、気使いがある。一堂に声を掛け始めた。
 「今日は、佐藤さんの誕生日です。」
 と、言って「ハッピーバースディ」を歌う。
 恥ずかしがり屋な私は、帽子を取って小さく挨拶をした。しかし、それでは終わらなかった。ケーキが運ばれて来た。隣のいつも使うパインズホテルの名前が入ったケーキで、
『佐藤さん、誕生日おめでとう』
との明記してあるチョコが見える。
年齢をかたどったロウソクと、その周辺に数え切れないほどのロウソク。みんなで火を点けてくれた。また歌が流れる。大勢の子供が嬉しそうにはしゃぐ。今度は、大きなデパートの袋ふたつをサービス提供責任者が持って来た。
「プレゼントです。」
という。
もう私は、内気な性格をなんとか嬉しそうな表現に替えて、みんなに挨拶をした。こんなプランが進行しているとは、本当に知らなかった。こんな時に変だが、みんなの私へのプレゼントに対する負担が気になっていた。
恥ずかしがる年齢でもないのだが、本当に私は内向的で、このような席は合わないのだ。みんなが、プレゼントを開けるように言ったのだが、勘弁して貰った。

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