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トップハート物語(3285)立志伝敢闘編
17/01/25
2010年(平成22年)7月中旬。
 慌ただしく、朝来た9月からの職業訓練リーフレットや広告の下打ち合わせを十分に出来ずに、緊急人材育成対策事業の職業訓練会場に向かった。10分前に着いたが、会場入り口で責任者である専任講師に呼びとめられた。
 「受講生で一人退学を申し出ている者がおります。家庭で小さな子供さんが障害を持っていて、預けて何とか受講していたのですが、今度は本人に精神的な重圧が掛かって来て自分でも対応出来なくなってパニック状態で、今朝連絡があったので何とか話をして頑張って貰う積りではいるのですが。」
 「分かりました。お任せします。」
 せっかくここまで来て、あと少しで実習や実技に入る。
出来れば資格だけでも取得させてあげたい。
 今日の授業は、課題として2週間与えた地域の社会福祉関係の制度運営について現地調査をして纏まったものを発表する時間だ。6グループに分かれて、5人ずつ各テーマに沿って分担を決めて調査しそれを集約していた。
このような授業は他の訓練校はしておらず、当社独自のカリキュラムだ。ほとんどが、正規授業のあとに又は休みの時に行政や施設を中心に訪問を行って調べたもので、その出来栄えに感心した。
実は、私が埼玉の職業訓練校のポリテク埼玉で学んだ手法をそのまま取り入れたのだ。第1期生にも同じ事をしたが、全く勉強にも成らず調査自体もいい加減で真剣さが無くそのデータも何もない。
受講許可の選抜手法が全く間違っていた事を、今回の発表を通じて認識した。1期性の多くの選抜から漏れた求職者達に本当に申し訳ないと思う。
 その点、今回の受講生の充分過ぎるくらいのまとめに救われた。
 第一番目の発表したグループは、NPOを実際に運営している方が中心となっていたので、コツを知っているので逆に言うと見逃すチャンスというか、結果的に自分のこれからの糧とするという視点からすると何にも得ていない。それが残念だった。
事象を説明しただけで、そこのまとめにある特定な層のインタビューを行って置きながら
 「ニーズがあるがサービスが追いつかない。」
 で、終わってしまった。
 「ニーズがあるのに、どうして自分達がそれをしようとしない。」
 「ある特定層のニーズなので、それに対するヘルパーさんが居ない。異国なので、言葉や料理が合わないので介護保険が使えても行けるヘルパーさんが居ない。」
 「3割近くがそこに集中している民族なら、その子供たち又は3世のヘルパー教育を行って、そのヘルパーさんを派遣する事を何故考えない。教育は大事だ。折角ニーズがあるのに、何もしないなんて勿体ない。」
 そんなやり取りをした。
 彼女は、その民族を束ねるNPO事業をしているのだが運営は寄付に頼っているという。だから、それを打破ないとそれ以上はないと断言していて打開を一緒に諮りましょうと言っている。
 次は、有能なNHKの賞も貰って若手では期待の落語家だった方が中心となってある地域をまとめた。配色も綺麗で、惹きつけられる装丁を施された冊子を作製した。まとめも立派だったが、最終の感想には
 「はっきり言って、行政や支援事業所等が、いかにあやふやで何も把握しておらず、いい加減か、誰の為の支援なのか、援助なのか、いざとなったらどこかに責任転嫁しそうな感じを受けて、この仕事に対して一時的ですが少し気持ちが萎えましたし、少し怒りも覚えました。」
 と、結んでいる。
 説明を通じて終始、行政の怠慢と横柄な対応、不親切な地域包括支援センターや支援事業所に怒りを感じていたという事を結んでいる。
 次のグループは、当社の関係の深い市で、調査に当たり当社の名前を出して臨むと
 「名前を出していいのか迷いましたが、出させて頂いて良かったと思いました。いつもお世話になっていますという言葉から始まって、アポもなしに行ったのですが物凄く親切で、お茶まで出て、あれをコピーしましょうかこれをコピーしましょうかと色んな資料を頂き、行政って結構親切なんだと、これからの仕事に自信が持てました。」
 そう言われて、当然当社の不断の努力が報われた思いを考えても居なかった方向から聞かされた。
 「行政などの対応によって、みなさんのこの仕事に対するこれからの思いが全く異なって来る。みなさんも、これからサービス提供責任者という立場に立った時にどういう態度を取るかによって対する一人ひとりの気持ちが変わるという事を認識して欲しい。」
 そう話をした。

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