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トップハート物語(3246)立志伝敢闘編
16/12/26
2010年(平成22年)7月上旬。
朝から集中的に社員が間断なく訪問して来た。新人ケアマネジャー宏美さんが、請求処理の件と、とん挫している利用者からの要望に対する対応について。そのうち、2ケースは同行する事にした。
その話をしている最中に、介護サービス提供責任者が新規契約書の押印と業務報告。続いて、これからNPO事務局として働いて貰う女性社員と名刺のデザインで打ち合わせ。居宅介護支援事業所管理者菊ちゃんが代表者印を受けに来る。
その千客中には、嘘つきせんとくもん居た。6か所ほど書類など届け出する物が有り、あれほど、
「何日かに分けて届けるように。」
と、言ったのに、最終指定日の今日までどこにも行っていなかった。
彼の、意識が妄想のようにセットされて居るのだ。すべて、最終期限まで何もしない。
 「新しい職業訓練のリーフレットが今日まで提出になっているのですが、どのように作成しましょうか。」
 そう言って来たのに、私はもうそれが当り前のように自然に受け取った。
私の方が、彼のやり方に洗脳されているようだ。
 やっとひと段落して、銀行に行った。15日に多額の資金が入って来るまで、痩せ我慢だ。余りに調子に乗って、6月期決算の為に節税目的に先月現金支払いをし過ぎた。決算期が過ぎた今月に入っても、支払いが続きついにメインの通帳に数十万円しか残っていない。
サブ通帳から振り替えてメインの残高を増やした。それぞれの事業ごとに4通通帳があるが、メインが一番無くなってしまった。まだ、100万円近くの所得税や住民税の支払いが10日までしないと行けないので、綱渡りの時期が続く。
電話料金支払いが2回線だけ現金支払いとなっているので、金額を見ずに郵便局に行った。番号札を受け取って、始めて金額を見た。2万7千円余り。財布を見て、数えた。札が多いから大丈夫だと思ったが、千円札が7枚と一万円札が2枚。丁度だ。
小銭入れにはある程度入って居るので、何とかなったがすっからかんになった。慌てて、ATMに走った。
 事務所で打ち合わせをしていると、突然訪問を告げるチャイムが鳴った。社員が出て、応対した。まだ、この部屋には表示が何も無く、客も来る筈も無かったのだが、
 「いつも使用しているホテルの営業の方が来ました。」
 そう言われたので、意外と思って顔を出した。
 あの1階のレストランに居た顔馴染の、社員だ。
 「今度営業に配属になったので。」
 そう言って、名刺を出した。
 「それは大変だね。丁度打ち合わせ中だったので、ここで申し訳ない。」
 玄関先で、話を聞いた。
 「チーフの松本から聞きましたが、来年10周年記念をするそうで。そのプランをお持ちしました。」
 そう言って、立派な当社用のカラー写真入りの色んなプランを何十ページにも亘って装丁して来た。
 丁度打ち合わせをしているので、ゆっくり話しが出来なかった。しかし、日にちだけは来年6月最終金曜日で10時頃から3時間程度とお願いした。
 11時から、7月に認可を貰った有料人材紹介事業の事務所で、就職希望者の登録と面接が始まった。まだ、当社主催の研修会卒業生を中心だ。いの一番の面談者は、生徒としては劣悪の部類の属する者で、本来なら紹介などしたくないのだが、事業の為なら仕方が無い。
 「色んな研修を受けさせて貰ったんですがデイサービスが、自分に一番合っている。」
 そう言って、デイサービスかデイケアを希望するという。正社員で最低二十万円の給与を希望。夢に近いというと、
 「いや、ハローワークに行くと結構その条件にあった求人があった。」
 「それを見せなさい。」
 「メモにして捨ててしまいました。」
 「どうしてそんな事をする。一字だけでも覚えているでしょう。」
 「結構記憶力が無く、忘れました。
 そんな調子だ。
 「どうして、デイサービスなんだ。施設じゃなぜいけない。」 
 「夜勤があるから。何かあったら、子供が遠くに居るので駆け付けてくれない。」
 「何かって何。」
 「強盗とか。」
 「そんなの大丈夫だよ。強盗なんて来ない。」
 「娘がもう少しで高校卒業なので、傍に居てあげたい。」
 「夜勤なんて、週1回くらいだよ。施設だってそんな給与無いのに、デイサービスなんてそんなの無理だ。パソコンや運転は大丈夫なの。」

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