お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(3233)立志伝敢闘編
16/12/19
2010年(平成22年)6月末日。
「ちゃんと合わせないと、しっかり見られるので。」
 「だから、調整して就職支援の時間72時間を79時間として311時間にしたらいいだろう。修了式や開講式まで座学時間に入れるのか。おかしいと思うが、それを入れるなら入れればいいじゃないか。」
 「しっかり見られるので、中途半端ではダメなので。今日仕上げて、明日持って行ってはダメでしょうか。もう時間は無いし。」
 「まだ十分時間はあるじゃないか。だから、その時間を替えるだけで何の問題が有るんだ。」
 「いい加減だと受け付けられないので。」
 「いい加減にしろよ。その時間を替えて、何がいい加減だ。予定表に合わせて作れば良いだろう。なんで、それが出来ないだ。馬鹿野郎、そんな単純な計算がどうして出来ない。お前は、ワザと送らせていつものように仕事をせずに帰ることしか考えていないんだな。みんなが定時まで仕事して一生懸命に働いているのに、昨日も今日も、まだ4時なのに仕事をしたくないとはどういう了見だ。今から行って来い。馬鹿野郎。」
 傍にいた専任講師が、驚いていた。
 その専任講師から、報告が有った。
「今月に修了する職業訓練で就職確定者は5名です。」
という。
就職支援を受けたいという人物は5名だ。10名の就職希望者が居るという事か。3分の1だ。今回の学級崩壊の形を取ったこの生徒に私は全く意欲を失ってしまった。最後まで彼らに対する、訓練校としての責任を全うする気持ちが生まれなかった。
この専任講師を途中で採用しなかったらどうなっていた事か。
 「当社の紹介事業に斡旋依頼をする希望者の中で、ひとりあいつだけ有能なので、良ければ受け入れたい。」
 「あの男は止めて置いた方がいいですよ。」
 「なんで、あいつだけ良かったと実習を担当した者が言っていた。」
 「いや、そうですかね。」
 と、言って首をかしげて言いにくそうにしていた。
 「はっきり言って下さいよ。私が間違って採用しないように。」 
 「実は、彼はお酒を飲んで授業を受けていたようです。」
 そんな事とは露知らず。
 「それは知らなかった。本当に表面と実際とはこんなに違うんですね。今度6月から始まった受講生はどうですか。」
 「色んな人間が居て、小さいトラブルがあると聞いています。例えば、海水パンツで授業を受けている奴が居る。」 
 「嘘でしょう、信じられない。」
 私は本当に小さな海水パンツを想像した。
 一緒にいた、他のメンバーが
 「いま、流行っているんです。長めの海パンを履いて街を歩いているんです。」
 時代は変わったとはいえ、呆れ果ててものが言えない。
 今度は、最後の記帳が終わったが納得行かない項目が有った。大東本社の移動介護の入金が全く無いのだ。その事を、担当者に問い合わせをした。
 「どうなっているんだ。何か通知が来ているか。」
 「ああ、過誤で今月は入金が有りません。来月入ります。」
 あっけらかんとして、そんな事を言う。
 「お前それが給料生活者の言う事か。全額入らないんだぞ。事前に話があってしかるべきじゃないのか。いつも黙っていて、失敗や間違いを他人に押し付けて。みんなが寡黙で黙々と仕事をしていると言っているが。どれだけ会社に迷惑を掛けたら気が済むんだ。前も、半年も多額の自立支援の入金が無かったが、黙って知らん振りしていたな。お前は、本当に嘘つきだな。」
 何度も同じことを繰り返す彼は、8月退職を申し出ている。
 その為か全く意に介さない態度だった。あとから考えれば、過誤だという彼の言葉は信じがたい。過誤で有れば、一人とか二人とかで、全額という事はない。
その点、先日、管理者が彼に請求をしていないので
「自分達がするからデータを下さい。」
と言うと、実績請求をさせないでどうなったのか分からない状態だという。
その言葉から裏付けて、請求をしていなかったのが真相ではないのか。このまま放置していたのでは収まらないので、決算の月でもあり追求して行こうと思う。
 今日、人材紹介の認定が下りた日だった。認定証受領に、高学歴社員が行っている筈なのだが、何の報告も無い。こんな男性社員を抱えて、これからどうやって行ったらいいんだろう。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報