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トップハート物語(3231)立志伝敢闘編
16/12/18
2010年(平成22年)6月下旬。
「市民会館が書いてくれなかったんです。」
 「そんな馬鹿な事はないだろう。お前が、職業訓練だと言わなかったんだろう。書いてくれと言ったのか。」
 「言いましたが、書いてくれませんでした。」
 「何でそんな嘘をつくのか。書いてくれと言ったら書かない理由が無いだろう。俺がその事を市民会館にクレーム付けて通用するのか。自分のミスを嘘で作ろうという事はどういう事だ。書類はいつも他の者に手伝って貰って、まるで自分がしているような事を言って。」
 そう言って居ながら、頭の中では他の事を考えていた。
 「いいか、俺がお前にこんなにうるさく言うのは何故か分かるか。時間が掛っても自分でやる事によって、指摘を受ける事を次は同じ失敗を起こさない事を自覚して、他の地域でやれるように居して欲しいんだ。本社に来ているWさんは、自分で事業をしたいと当社へ遠くから通って来ている。その方のいる市で同じような研修をしたい。彼のその申請や運営のあり方を教えて欲しいんだ。君にその仕事をして欲しいと思って、俺は何度もお前にこのような事を言って居るんだ。」
 そう自分では思いもよらない言葉が口を突いて出た。
 「これが終わったら、3人で打ち合わせをしたい。」
 そう言うと、彼も少しは感激したのか
 「今日中に資料を作成して、明日中に役所に届けます。」
 まともな答えが戻って来た。
 半日は、職業訓練の申請書の資料を作っていた。本来の予定は、1月スタートした職業訓練の生徒のこの日と明日の最終授業を担当する事になっていた。しかし、専任講師が請け負ってくれるというのでその時間を任せた。
私は時間が空いたので、事務処理に専念できたのだ。最近、5人の社員を採用したが、少なくても2名は大きな戦力となって、大きく収益に貢献している。1名はトントン。2名は失格。うち、1名は今月で退社。もう1名は嘘つきせんとくんで、どのように育てるのか私の手腕に掛っている。
 新人ケアマネジャーの宏美さんにほとんどの業務を移管した。特に、今の時期いつもはモニタリングで走り回っていたが、何年も前の落ち着いた状態になった。色んな事が考えられるようになった。
その一番の事業は、職業訓練の教室の増設だ。書類が出来る事は、大きな武器だ。ハードの面はどうにでもなる。それを通じて、何か生み出す事が出来れば嬉しい。少なくても、リストは出来る。その事を考えて、今回卒業する職業訓練の未就業者に対する就業支援事業に繋げて行こうと思っている。
7月1日に認可が下りる人材紹介業に繋げられる。
 お局様筆頭サービス提供責任者から電話が入った。
 「今回のガイドヘルパー研修の受講生は、全身性40名と視覚障害40名の合計80名以内に抑えて下さい。」
 「そうなっている筈でしょう。それ以上入れないようになっているでしょう。」
 「いや、佐藤さんが何人でも入れるようにと言ったというから。」
 「そんな事言う訳が無いじゃないですか。」
 「それだったらいいんですが、私自身大変だし助手の確保が難しい。」
 「だから、大丈夫だと言っているじゃないですか。申し込みが有っただけで、まだ入金がされていないでしょう。入金されてから初めて申し込みが完了ですから。」
 そう言って、担当者に連絡をした。
 申し込み状況などのデータを送信するように言ったのだ。
 受けて確認して見て、驚いた。本当に、お局様筆頭サービス提供責任者が言うようにそれぞれ全身性と視覚が入金ベースで40人満席に近い状態になっているのだ。まだ、2週間あるので、定員を超える可能性がある。担当者にその旨指示をしないと行けない。
 新事務所は、地下鉄およびモノレールの駅から徒歩数分の一等地にある。隣は大きなショッピングセンターが有り、市役所の出先機関、郵便局、銀行をはじめとして多くのお店が入っている文化的生活を送るのに最適だ。
隣接して、大型高層マンションが林立しており一応地域のメインスペースだ。部屋は、奥の6畳に事務管理者智子さんと向かい合わせに席がある。今度智子さんは事務管理者ではなくて7月から取り敢えずNPOの常勤の理事になる。
机は私の要望で、学習机だ。安いのと木のぬくもりとを求めたのだ。学習机の横に付いている書庫も活用が出来る。学習机の足元にも書庫がついているので便利だ。オリジナルな書庫は、取り敢えず一つ備えた。
執務室の隣は同じ6畳くらいのスペースが有り、応接セットを置いた。と言っても、これも安い食堂セットだ。それでも、白を基調として気に入っている。入口を空けると。3畳くらいのキッチンがある。居住用マンションなので、押し入れもあるが戸を外して、これから活用を考える。
床は、50センチ四方の絨毯を事務管理者智子さんのお母さんが全部貼ってくれた。

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