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トップハート物語(3229)立志伝敢闘編
16/12/16
2010年(平成22年)6月下旬。
土曜日に、ある資料作成を指示した。作成して私に添付メールで送ったというが、添付メールなど無い。それを言うと、そんな事はないというが、そのメール受信を見せた。それでも、そんな事はないという。
他人に作って貰って、とぼけて自分が作ったように繕っている。午後、片道30分の移動が必要な市民会館に会場の申し込みに行かせた。3時頃電話を入れても連絡が来ない。午後1時に出ているのに、連絡が来たのは4時だ。その資料が欲しいのだが、
 「5時には事務所に戻るので、届けられるか。」
 「明日でもいいでしょうか。」
 こんな意欲の無い人物だ。
6時までの勤務時間なのに、4時半には来れる筈なのに、私に会うのが嫌なのだろう。
 「それじゃ、事務所のポストに入れて置くように。」
 そう言った。
 その資料を受け取ったのは、6時頃だったが指示通りの処理ではなかった。問題が残るので、連絡した。幾ら連絡しても、出ないし折り返しの連絡はなかった。
 今まで採用した当社の男性はほとんどが非力無能で程度が低く、短期間で退職して行った。その中でも、最右翼の人物だ。ほとんど仕事が出来なくて、自覚が無く、他人の非難も評価されていると受け取る精神には、全員が匙を投げている。
誰もどこも要らないという声があるにも関わらずに、私の情だけで持っているようなものだ。無駄なものだと思うが、訪問介護にしては多額の給与を支払っている。それでも、そろそろ年貢に収め時か。
 もう一人、夕方私の戻るのを待って短期間の若い社員が退職願を持って来た。仕事は未熟なのだが、時間を掛けて育てる方向だった。3カ月目にやっと育って来たとたん、収入が中途半端で保育料が多くなるとの理由だった。
彼女は、事前から勤務時間を読めないと自己申告していて半年はその勤務時間を知る為に時給1000円とした。始めて見ると、土日祝休み。それでも、ステップアップの講習受講などの仕事をしないで出勤扱いになるなら土日でも出勤する。その時間も先月は50時間も数えた。
余りの利己的な感覚に、どうして対応するか考えていた。それが、自分から退職したいと言って来たので、歓迎して即受け入れた。
 「最初にあった説明を勝手に解釈して固定給だと思っていたんです。」
 「そんな馬鹿な。勤務時間だって月に100時間も出ていないのに、みんなと同じ固定だったらおかしいだろう。度々休むし、早退はする。研修受講時間でも、受講料は負担しその時間の時給を支給している。」
 そんな事を言っても耳に入らない。
「この程度の給与だったら、損だ。」
という事を盛んに言っている。
20代は恐ろしい感覚だ。今にこの年代が大人になって、国を滅ぼす。
 少なくても、この3人だけで年間1000万円以上の人件費が浮いてしまう。これらの者が抜けても、困る事はないのだ。それだけの者が抜けるのは、経営効率が良いと言わざるを得ない。
出掛けて、夕方戻って介護事務所に行った。この日、処遇改善交付金の説明会に出席した2名の社員の報告を聞いた。何と言っても、キャリアパスの設定が求められる。それを設定しない場合も、方策はあるのだが面倒だ。
色んな機会をとらえて、研修などの開催を求められている。そんなモノいつもしているが、提出する為の報告書を作成しないと行けない。
 「漠然としたものに対して、常にそれを作成する必要があるなら文書上のキャリアパスを決めて、提出して社内では今まで通りの形式で運営するのが一番いい。それを厳格に実行すると、就業規則でからめられて給与が低くなったり規則でぎくしゃくしたり。また、資格で役職が決まったりして変な会社になってしまう。あくまでも、当社の企業文化を守りたい。自由で闊達な会社を守りたい。俺が居なくなったら自由にやって貰っていいけど。」
 「何か居なくなることが前提みたいで。」
 「そんな事はないけれど。取り敢えず、俺はこれから自分の事務所とりわけ、NPOの活動を中心にやる。私がやる仕事は、NPOの代表理事としての仕事なので、営利法人から手数料を貰う。それを貰って、法人の利益を減らして節税する。」
 「営利法人も佐藤さんの会社ですよね。」
 「そうだよ。それでも、NPOの方を大きくしていくようにする。NPOが終わったら、人材紹介や就職支援事業をする。それらが落ち着いたら、自分の仕事をする。」
 「自分の仕事って何ですか。」
 「現時点では行政書士で、電話ももう引っ張ってある。」
 そう言って、部屋を後にした。

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