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トップハート物語(3228)立志伝敢闘編
16/12/16
2010年(平成22年)6月下旬。
まだ、新事務所でインターネットなどの最後の配線が終わっていないので移転出来ずにいた。荷物は、旧事務所の入り口の三畳程度のスペースに山積みに置いて有り、運ぶのを待つばかりだった。
いつものように、配置が変わった机の上で仕事を始めた。始業時間になると、私の使用した机などを代わりに使用する社員が来た。私が仕事をしているのを見ると不満そうに、
 「まだ前と同じじゃない。」
 と、小さな声を発して隣の部屋のテーブルで仕事を始めた。
私は、電話中で終わっても何も言わなかった。その彼女が、数時間後
 「済みません、車をぶつけてしまって前のランプやバンパーを壊してしまいました。」
 そう報告して来た。彼女の性格は極めて強く、私もその激情をどうやってコントロールをしていいのか分からない。
最近は、子供が反抗期だというので、朝から言い合いをし興奮して出勤する事もしばしば。窘めるのだが、勿論効果はない。そのうえ、私が席を空けないので益々冗長したのだろう。
 その彼女が部屋を出ると、退職を申し出ている大東本社の男性サービス提供責任者が来た。七月退職を言って来ていたのだが、八月末でという申し出だ。
事情が有り名前だけの管理者を決めたのだが、何を思ったのか先走って半年も前なのに管理者と言う肩書が付いた名刺を勝手に作ったかと思うと、意欲満々で引き継ぎを求めたり、急に辞めると言ったり。精神が安定していない。
その理由が、最初は
「研修関係の問題を自分の問題なので。」
とこじつけていたが、最近になって
「管理者としてやって行くの信が無くなりました。」
という。
誰も求めていないものに、彼は、悪循環に嵌ってしまった。引き止める事も考えた。NPOで指定を取得する際のメンバーにと思っていたが、先日NPO総会で指定を取得しない事になった。
介護保険や自立支援外で自由に活動したいという方向になった。
 彼の申し出に、
 「取り敢えず、本社の体制を整えるのでその事は分かった。」
 と、彼の退職が決まった。
 続いて、あの嘘つきせんとくんが来た。もう彼には関わりたくないのだが、言わねばならない事がある。先日の懇親会の席上、お局様筆頭サービス提供責任者に
「サービス残業ばかりさせられている。」
という事を言って居たという。
その真意を確かめないと行けない。
 「それはどういう意味だ。」
 「いやそんな事言っていませんよ。」
 と、いつものように半笑いで答える。
その言葉は、他の多くの社員にも言って居て、もう我慢が出来ない。
 「いつお前に、残業しろの残って仕事をしろと言った。帰ってくれと何度言っても勝手に残っていたり、休日なのに出てきたりして請求しているんじゃないか。仕事が無いから10日前に頼んだ仕事はどうなった。紙切れ1枚出来ていないじゃないか。一体パソコンの前で何をしているんだ。毎日仕事もしなくて、みんなに不要だと言われているんじゃないか。それでも、何か仕事をさせないと、と思って毎日考えているのにも拘らず。サービス残業という言葉に対してはっきり理由を言って貰おう。」
 「いや、そんな事は言っていません。」
 「お前は、そう言って他の社員にはサービス残業させられているとか怒られても怖くないとか絶対に辞めないとか、俺に直接言ったらどうだ。」
 「そう言う事があるように、他の人に聞いたものですから。」
 などと言ったり、全く関係のない言葉を吐いて話をはぐらかそうとしたり
 「お前の今月の勤務時間は146時間だ。実質、収益は3万円にも満たない。それでも、大の大人が少ない給与では可哀そうだと177時間の勤務とみなして計算をして支給している。」
 「今月は、多く頂きました。ありがとうございます。」
 「そんな事を言って、蔭ではあれこれと批判をしている。もう我慢が出来ない。誰もお前は要らないと言っている。自分に合う、サービス残業とやらが無い会社に行ったらどうだ。何もうちにいなくても良い。迷惑だ。仕事が無いから、出て行ってくれないか。お前が居なくなっても誰も困らない。」
 小さい声で
 「何を言っても頭ごなしに怒るからこわい。」
 呆れ果ててしまって、何も言う事が無い。

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