お知らせ


お知らせ

RSS

一覧に戻る

トップハート物語(3226)立志伝敢闘編
16/12/15
2010年(平成22年)6月下旬。
そのNPOの事務所設置がまだなのだが、引っ越しの準備をするとこの事務所の新たな住人となる、新人ケアマネジャー宏美さんと研修担当慶子さんと新人の事務員が早朝から出勤して来て当たり構わず、整理という名の暴力を振るいだした。
私のいる部屋の整理がついていないと、私個人の荷物を隣の部屋に移動し始めた。埃とパソコンなどを外し始め手持無沙汰に成ったので、部屋に帰る事にした。
「机の中も空けて。」
と言われたが、さすがに私も
 「大事なものが多く入っている。何を言って居るんだ。」
 そう、強く言い掛けて語尾を弱めた。
今の若い者は、相手の事を考えるという気持ちが余りないのだろう。
 部屋に戻って、横になった。少し早い食事をして、再び片付けが終わっているだろうと思っていた事務所に行ったが、真っ最中だった。しかし、私が一定の場所に置いていた大事な書類などが見当たらない。
 「ここにあった書類はどこに行ったんだ。」
 「そのキッチンの部屋に置いてある箱のどれかにあると思います。捨ててはいませんので。」
 「どこかじゃ困るだろう。どこにあるのか、示しなさい。」
 少し強く言うと、やっとここにあるかもと捜し出した。
 ラジカセの音楽が流れていたが、そのCDもあるセットの中から出されたもので、
 「この他のものは、どこにある。」 
 「どこかにあると思います。」
 もう何を言っても、始まらない。
 時代を担う者たちのこんな感覚は、何れ崩壊に繋がる何物でもない。
 その不愉快な場所を出る為に、事務管理者智子さんに連絡した。スーパー銭湯に連れて行って貰うのだ。雨の中を、やはりいつもの優しさが滲み出る彼女に触れながら銭湯に向かった。
 2時間ほどして、再び部屋に戻った。早く事務所に行こうと思ったが、もう不快な思いをする事務所には行きたくないので、4時半まで留まった。NPO総会が始まる直前に事務所に行くと、入口に山積みにされた私関係の書類が沢山の箱に入れられていた。
足の踏み場もないとはこの事で、追い出されるような感覚だ。新たな事務所の机や応接セットなどは27日にならないと入らないので、運べないのだ。新たな意欲と、不快の交錯した中で20分ほど休んで総会の会場に向かった。
 朝一番で、嘘つきせんとくんに昨日持って来るように言った書類を持って来た。カリキュラムの内容について、聞いた。曖昧に応えて、具体的な話になると返事が出来ず、
 「研修センターに行って調べて来ます。」
 という返事が、続いた。
 「君が担当して、どうして君が作成した内容に答えられないんだ。昨日も聞いて、今日も同じ事を聞いて二日に亘って、同じ事を聞いて返事が出来ないとはどういう事だ。」
 「済みません、そのカリキャラムは高学歴社員が作ったものでその内容が分からないんです。」
 「なに、またか。前の時も、まるで自分が作ったような返事をして今回も同じか。この資料を作るのに何日前に頼んだ。」
 「10日くらい前です。」
 「10日も掛って、出来た物は人が作った物か。そんなもの、30分もあれば出来るのに、10日も掛って自分は何もできない。あれほど、自分でするように言ったじゃないか。何の勉強にもならないじゃないか。そんな誤魔化す事ばかり頭が働いて。それで、サービス残業ばかりさせられていると言っているそうだな。誰がお前に、残業してくれと頼んだ。そんなに時間の掛る仕事を頼んでいない。普通の人が30分で出来る仕事を10日間掛って何にも出来ていないんじゃ、前と同じじゃないか。それだったら、俺が自分でやった方が良いじゃないか。」
 「済みません、介護職員は前にやったんですが2級は初めての事で。」
 「分からないなら聞けばいいじゃないか。俺から仕事を言われたと言って、他の者から頼まれた仕事を断っていて。もういいから、俺が全部するから。幾ら何かやって貰おうと考えても、全く嘘と誤魔化しだけで過ごそうとしている。それで、サービス残業、サービス残業と他の社員に言っているらしいじゃないか。もう結構だから、サービス残業するほどの能力あるなら他に行ってくれ。本当は辞めて貰いたいんだ。何もする仕事が無いのに、給与を支払っている。お互い、不必要ならそれで良いじゃないか。」
 「いいや、そんな。」
 そのような、怒りを持って話をしている同じ部屋に、新人で来月からこの事務所で常勤として働く社員が居たので、普段の私と余りの違いに驚いただろう。

一覧に戻る


  • ヘルパー講座・セミナー 最新情報
  • ケア事業・サービス 最新情報