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トップハート物語(3200)立志伝敢闘編
16/12/01
2010年(平成22年)6月中旬。
 何度も連絡をして、やっと午前中という言葉を守る12時2分前に来た。大きい段ボール箱5個だ。その箱と、前に着いていた3箱、先輩が自分で持って来た商品などを、社員の運転する車に乗せて研修センターに運んだ。
一旦見て、並べることなく食事に出た。SC内の和食の店で簡単に済ませて、社内の技術研修が終わるのを見計らって、制服の区分作業に入った。制服は、25人の社員と常勤に対して配布する物で一番多い人で7種類だ。
全員同じ制服の上下。次は上はオレンジ、下は黒のパンツに横にゴールドのすとライブが入っているもの。それを、全員揃ったら写真に収める。写真用として、その制服を揃えたのだ。
その他に、オリジナル、詰まり自分色とデザインの上下。そして、ウインドブレーカ。加えて、下に着るボタンシャツやTシャツなど。入浴用短パンなど。
 その組み合わせを、色やデザインサイズなどを点検しながら区分けしないと行けないので場所と時間が必要に成る。先輩が始めたので、暫く教室に居て一旦事務所に戻った。3時から始めて、1時間一緒にいたが
「あと1時間位掛る。」
と言われて戻って来たのだ。
しかし、1時間では終わらなかった。あれから3時間近く掛った。
「やっと終わった。」
という連絡に、再び研修センターに向かった。
色んな色が教室全体の机の上を独占した。雄大という言葉が適当かどうか分からないが、その光景を目の当たりに居て十分満足した。何度も何度も、机と机の間を歩いてみんなの名前と品物を見て満足した。これが、10年目の成果だ。
 電話を掛けた。各管理者に
 「やっと個人分の区分が出来たので、今日でも明日でも取りに来るように。ひとりひとり自分の注文したものか確認して貰って、良ければ一旦持って行って貰うが、ロゴを縫い付けるので自分でするかお局様筆頭サービス提供責任者に頼むのか決めて、すべて終わったらホテルで写真を写すから。」
 そう言った。
 4事務所は取りに来るのがもう夜7時になっているので、他の事業所は明日になったがその中でこの大日の自立支援だけは取りに来ると言う。総合責任者のカリスマと管理者が来た。
 「凄いね。」
 「この会社は、本当に凄くない。」
 と、やはり一人一人カラフルに積まれた25のファッションの光景を見て口々に、感嘆していた。
 自分達が築いた、結果だ。
 お局様筆頭サービス提供責任者が言った。
 「今まで、休みなく夜遅くまで毎日仕事をして来た。どうしてあんなに仕事をしていたんだろう。気付いて、振り返ってみると不思議に思う。やっと、最近休めるようになってゆとりが出て来て。あれから、5年位でしょうかね。」
 「何を言って居るの、平成15年からだから7年でしょう。」
 そんな簡単な思い出の話をした。
 先輩が持って来た、普段着を並べたコーナーには若い社員や登録ヘルパーさんが社内技術研修に来た時に目を向ける事も無かった。しかし、ファッション関係の仕事をしていたカリスマが、
「これは。」
と言ってコーナーに近付いた。
先輩が、得意のセールストークを連発して笑いを誘って、購入に漕ぎ着けた。但し、支払いは全部会社持ちだ。お局様筆頭サービス提供責任者と先輩の強制に近い購入指導で、他に来た2人も決めた。
会社としては、そのファッションで写真に写って貰いネット販売の映像のモデルになって貰う。
 終わって、戸締りをする時に先輩が
 「お前の会社は、みんな明るくやる気が出ている。活気がある会社だ。感心した。それに引き換え、あの男どもは目が死んでいる。必要のない者を置いて置くと士気に関わる。早く、他の会社でその能力を発揮して下さいと断ったらいいんじゃないか。」
 そう言って、励ましというか檄というか喝を入れられた。
 地下鉄でひと駅、ターミナル駅の前にある、私がいつも食事や宴席で利用するホテルに入った。私の名前で予約しているので、支払いは先輩にはさせない積りだが、
 「一番安い宿でよかったのに。」
 そんな遠慮をしていた。
 ホテル4階の、寿司店に入った。
 「ホテルの寿司店で食べるのは初めてだ。」 
 「大丈夫、今日は半額の日だから。遠慮なく食べて下さい。」
 そう言って、ビールと寿司を頼んだ。
 いつも仙台に行く時には、先輩に色んな店に連れて行ってくれる。しかし、
 「泊まるホテル内なら、安心して飲めるし楽だ。」
 そう言って、喜んでくれた。
 また、取り留めもない話になった。それが、一番良い。深刻な話になるのは、怖い事だ。段々と、そんな年齢に近付いて行く先輩と私だ。
 2時間ほど過ごし、部屋に戻って来たのは夜10時だ。
 今日の朝、ポストに役所から手紙が入っていた。書面監査通知だ。域内15000もの事業所があるので、あのコムスンの事件によって全事業所の監査が義務付けられているので、2008年から毎3000件ずつ調査する事になった。

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